不登校の生徒さんの数が

毎年最多を更新しているようです。

 

完全な不登校ではなくとも、時折学校を休んだり

朝起きられず遅刻して登校したり

行き渋りのお子さんを含めたら

きっともっと多くのお子さんたちが

つらい思いをしているのだろうな・・・と想像します。

 

いじめ・無気力・心身の不調・学業不振など一人ひとり

様々な理由があると思いますが

最近、Leadの授業に来ている生徒さんから聞いたのは

「そもそも、学校という空間が自分には合わない」

「興味のない勉強まで、強制的にさせられるのが耐えられない」

といった言葉でした。

 

そして、そうした理由にハッキリ気付いてしまった以上、

「もう学校には行かない。」と心に決めたのだそうです。

 

子どもたちが生きる今の世界は

日々あまりにも大きく変化し続けており

私たち大人にはもう到底ついていけないほどの速さで

価値観も学び方も生き方も、多様になってきているのでしょう。

そんなスピードで未来を生きていく子どもたちに

私たち世代の価値観を一生懸命伝えたり、同じものを求めても

もはや、無理があるのかもしれません。

 

学校以外で教育を受けることができる場も増えつつありますが

学ぶ内容も学び方も

何が一番その子にとってベストなのか

一人ひとりの声を真摯に聴いて

私たち自身がもっと柔軟に変化していかないといけないのでしょうね。

そして、どんな道を選んだとしても大丈夫なのだと

希望は必ずあるのだということを、伝えていけたらいいなと思います。

 

悲しいことに、子どもの自殺者の数も過去最多となっています。

国の宝、世界の宝であるはずの子どもたちが

人知れず絶望し、死を選ばなくてもいい世界になるように

目の前の子どもたちと、逃げずに向き合わなければ・・・

 

”過去最多”という人数、増え続ける数字は

私たち大人に、それを辛辣に突きつけているのだと思います。