ショートケーキ | パティスリール・ポワソン通信

パティスリール・ポワソン通信

横浜市港北区新吉田 
閑静な街にある小さな洋菓子店

ショトケーキ



日本のケーキ屋さんでは、超専門店ではない限りどこにでも売っているがショートケーキです。

このケーキは単純に見えて、かなり奥の深いケーキでは、と思っています。

お菓子屋さんにはお店ごとにスペシャリテというのがありますが、それを食べるよりショートケーキを食べるのが、一番よくお店の特徴がわかります。


まずは生クリーム
お店によってかなり味の違いがあります。
ほとんどのお店では生クリーム自体を作っているわけではなく、業者さんから仕入れているので、何を選ぶかという問題です。
生クリームは品質の良し悪しで価格が倍近く違うので、いい材料を使っているか否かはその店のショートケーキをたべるとだいたいわかります。


つぎにスポンジ
れは各店でいろんな配合がありますが、かなり特別な素材を使わない限り大きな原価の違いは出ません。
原材料よりも製法の違いによるものが大きく、職人さんの技術が試される部分です。
スポンジ部分が美味しいお店は、他の生菓子や焼き菓子も美味しいお店が多いように思います。


最後にバランス
同じ材料を使っても、スポンジやフルーツの厚み、生クリームの絞る量などの違いで、かなり違ったショートケーキに仕上がります。
これは好みの問題なのでシェフのセンスが問われるところです。


その他いろいろポイントはありますが、かなり気を付けないと美味しく出来ないケーキです。

お客様にショートケーキが美味しいと言われると、かなり嬉しいです・・・




patisserie Le Poisson  の場合

生クリーム
5種類の生クリームをブレンドしています。
ちょっと混ぜすぎのような気がしますがいろいろ考えた結果です。
季節によっても変えています。

スポンジ
ほぼ毎日焼いているのですが、「これは完璧」というのはなかなか出来ていません。
まだまだ修行中です・・・

バランス
下段にカスタード、上段に生クリーム・苺、仕上げの生クリームはたっぷり絞っています。
ショートケーキにカスタードを使うのは、お客様の好みのわかれるところですがこれはシェフの好みです。



スタンダードは苺ですが、季節によっては旬の果物を使ったショートケーキも販売いたしております。