あれはいつの年だったのでしょうか。まだ私が10代で、工藤静香や藤井フミヤが人気の絶頂期にあった頃です。年末、紅白を見ていると、舞台枠(?)として、白組は市村正親氏の「オペラ座の怪人」、赤組は島田歌穂氏の「change」がそれぞれ歌われました。
島田歌穂氏の歌にも心魅かれましたが(その当時、録画した映像を何度も見返したので、歌詞など全部覚えてしまったほどです)、何よりも、市村正親氏の「オペラ座の怪人」に心を奪われました。
かっこいい!
心からそう思いました。周りのアイドルたちなんて、市村氏の前では霞んでしまうくらい。真の実力は全てを凌駕するのだと、そのとき理解したように思います。
今思えば、劇中歌である「オペラ座の怪人」と「ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト」を続けて(うまくつなぎ合わせて)歌っていたように思います。勿論、市村氏は怪人の仮面をつけて。(だから顔は分からず、後で「こんな顔してる人なんだ!」とびっくりしましたw)
その時以来、私の中で「オペラ座の怪人」は特別なものになりました。「オペラ座の怪人」と「ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト」は脳内でぐるぐるぐるぐるリピートされ、そらで歌えるようにまで。(とは言っても、TVでオンエアされた部分だけなのですが。)
にもかかわらず、その後、何故か、ミュージカルも映画も本も見ることもないまま、月日は経ち・・・・。気が付けば、20年近く経ってしまいました。
昨年、たまたまある方のblogに辿り着き、いろいろ読んでいくと、その方が劇団四季の『オペラ座の怪人』の大ファンでいらして、観劇レポや情報などを公式サイトなみに詳細に記載されていました。それに目を通していくうちに、数ヵ月後に、4年振りに東京(汐留)で『オペラ座の怪人』が開演されることを知りました。
今だ!
今が「その時」だ!
観に行こう!
と、自分でも驚くくらい強い衝動の下、なんとか開幕後すぐの10月初旬のチケットをとりました。
初・劇団四季! 初・『オペラ座の怪人』 !
・・・・・
・・・・・
・・・・・そして、現在に至ります。既に4回観ています。まだ、あの日から1年経っていません。
以前の私は、同じ演目を短期間に繰り返し観に行くなんて信じられなかったと思います。だって、ストーリーは分かっているわけだし。
でも、観に行かずにいられないんです。
とにかく「切ない」の一言。
主な登場人物は、怪人・クリスティーヌ(ヒロイン)・ラウル(ナイト)の3人です。ですが、私は、怪人一筋で、他の役には全然興味がないというか全く感情移入できないのです。ただひたすら怪人の悲哀を追ってしまう。
というか、
ラウル、すっこめ(怒)!
とか思ってしまう。
一番胸が苦しくなるのは、「ザ・ポイント・オブ・ノーリターン」の、怪人がクリスティーヌに仮面を剥がされる直前の、愛の告白の場面です。苦しい以外の何物でもない・・・。ある意味、ここが最大のクライマックスかと。(勿論、ラストも切ないですが。)
因みに、私が観劇したときは、
1回目 高井×笠松×中井 (※高井さんにハートを射抜かれました(笑))
2回目 高井×高木×佐野 (※佐野さんがラウルを演じるという非常に貴重な回でした!)
3回目 佐野×土居×飯田 (※初めて「ラウルもなかなかいいじゃん」と思えた回)
4回目 高井×苫田×鈴木 (※苫田クリス、良かったです!)
でした。
いずれ、村さんや大山さんのファントムも観てみたいです。











