色々なブログやサイトを見ているけど、どのサイトでも同じ広告が頻繁に出るという、アレです。
これは、ネット広告の機能の1つ「リマーケティング」によるものです。
※広告会社によっては、「リターゲティング」と言ったり、「行動ターゲティング」などとも言いますが、同様のものです。
簡単に説明すると、
リマーケティングとは、訪れたことがあるサイトの広告を優先的に表示する機能です。
広告を依頼する側から見ると、ネット広告はテレビのCMや新聞の広告などと違って、次のようなメリットがあります。
- 安い!
たとえば、クリック課金型の広告では、1回クリックされると数十円~数百円程度の広告代が発生します。
その広告に興味がない人が見ても、クリックされない限り広告代がかからないため、安く済むわけです。
クリック単価10円の広告ならば、1000回クリックされても1万円で済みます。 - 広告に興味を持った人がどんな人か、ある程度わかる
性別、年齢、検索した言葉などが、広告会社のシステムから知ることができます。(個人が特定できるような情報は、知ることができないようになっています)
若い女の子向け宿泊プランの広告を出したつもりが、興味を持ってくれるのがオジサンばかりではいけませんよね。
こういうときは、女性受けしそうな広告に作り替えれば、広告をクリックしてくれたお客さんが来てくれるようになりそうです。 - 客になりそうな人に絞って広告を表示できる
サイトの内容に沿った広告を表示することができます。
旅行関係のブログには、ホテルや航空券販売などの広告を出せば、効果が高いですよね。 - 見ている人が興味を持っていそうな広告を表示できる
旅行好きな人は、旅行に関係する言葉を検索することが多いですよね。
また、旅行に関係するサイトを閲覧する機会も多くなります。
旅行好きな人には、旅行に関係する広告をたくさん見せれば、効果が高くなりますよね?
「広告に興味を持った人がどのような人かがある程度わかる」のところで少し触れましたが、Googleなどのネット広告会社は、性別、年齢、検索した言葉、訪れたことのあるサイトなどの情報を集めています。その結果、その人が興味を持っていそうな広告を表示することができるようになっているのです。
前置きが長くなりました。
リマーケティングのお話に戻します。
「訪れたことがあるサイトの広告を優先的に表示する」のが、リマーケティングと呼ばれるネット広告の機能です。
サイトにアクセスしたことがある人は、多少なりとも、そのサイトに興味を持っている可能性が高いと思われます。
同じ広告を何度も見ると、その広告が気になる(興味を持つ)ようになりますよね?
どのサイトでも見かける広告は、「売れている商品」、「流行のサービス」などと思ってしまいませんか?
「人気の○○」、「流行の○○」、「売れている○○」に弱い人って、結構多いと思います。
こういった人の心理をうまくついたのが、「リマーケティング」です。
たとえば、それまで知らなかった旅館のネット広告をよく見かけるようになると、「人気の旅館なのでは?」と感じてしまいますよね。そうなると、泊まってみたくなりませんか?
でも、「訪れたことがあるサイトの広告を優先的に表示する」だけなので、もしかしたらその広告は、あなたしか見ていないかもしれません。
たまたま、それまで知らなかった温泉旅館のホームページを何かの拍子で見たら、その旅館の広告が頻繁に表示されるようになった。
聞いたこともないような化粧品のサイトに1回アクセスしたら、その化粧品の広告が頻繁に表示されるようになった。
こんな経験がある人は多いと思います。
インターネットで使える無料サービス(検索サービスやGoogleのGmailなど)の多くは、広告代でまかなわれていることを考えれば、ネット広告はある程度は必要なものなのだと思います。
(1回検索するごとにお金を請求されるようなことになったら困りますよね・・・)
広告を依頼する側からすれば、少ない費用でお客をたくさん呼び込めるのは、とても魅力的です。
(もしあなたが商売をしているなら、この部分は共感できると思います。)
ただ、次のような問題もあります。
- リマーケティング機能の悪用(不安をあおり、迷惑ソフトを販売など)
- 個人情報の問題
「個人情報がやり取りされているのは気持ち悪い」
「迷惑な広告が頻繁に表示されて困る」
という人もいると思います。
そんなあなたには、↓こんな↓記事をどうぞ↓
Googleのリマーケティング広告を拒否(オプトアウト)する方法
http://ameblo.jp/le-baux/entry-11960922258.html