南佐久郡佐久穂町猟友会は4日まで、同町の北八ケ岳八柱(やばしら)山周辺などでニホンジカの一斉捕獲を初めて行った。ニホンジカによる森林の食害が増えているため、八ケ岳周辺の市町村などでつくる南北八ケ岳保護管理運営協議会が依頼。昨年12月23日から同日までの間の3日間で、同町・茅野市境の麦草峠から佐久市・茅野市境の大河原峠付近までで30頭余りを捕獲した。
4日は猟友会員約30人が参加。雪が舞う中、標高1800~2千メートル付近の国有林で捕獲に当たった。二手に分かれて一定の広さを取り囲むようにしてから徐々に範囲を狭め、ニホンジカを追った。
同町によると、町内のシカによる農林業被害は防護柵の設置が進んだことなどで減少傾向にある。一方、標高の高い場所の原生林では、ニホンジカがモミやツガなどの皮を食べてしまう被害が増えているとみられるが、詳しい状況は把握し切れていない。
小宮山勝雄・町猟友会長(69)は「大変な仕事だが、シカの数を減らすにはこういった取り組みを数多くやるしかない」と話した。
出典:信濃毎日新聞