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ふぇりっくす日記

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国政政党日本を元気にする会の松田公太代表。

元みんなの党所属で、解党時に使ったお金のことが読売新聞に報じられています。



みんなの党、解党直前に交付金4億円余を支部に

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20151220-OYT1T50114.html?from=tw


みんなの党が昨年11月の解党直前、税金が原資の政党交付金から約4億6800万円を29支部に支出し、各支部の物品購入や議員個人の政治団体への寄付に充てられたことが、政治資金収支報告書などでわかった。


 同党は解党後に残った8億円以上の交付金を国に返還しているが、識者は「駆け込み的な支出は、返還額を減らすためとみられても仕方ない」と指摘している。


 パソコン8台で約140万円、空気清浄機2台で約14万円……。松田公太参院議員(東京)が代表だった同党の参議院東京都第2支部は、解党が決まった昨年11月19日からの10日間で、政党交付金から少なくとも約463万円を「備品・消耗品費」に充てた。


 政党交付金の使途は、政党助成法で「国民の信頼にもとることのないように、適切に使用しなければならない」と定められている。購入品がどう利用されているか読売新聞が質問したところ、松田氏の事務所は「法律にのっとり適正に処理しており、問題ない」とだけコメントした。


引用終了





これに対して、松田公太氏はブログで…。


http://ameblo.jp/koutamatsuda/entry-12108609857.html

法的に問題なかったことを述べて、批判の対象になるタイミングについてごにょごにょ書いてます。


(ああ、見苦しい。見苦しい。)


上記の読売記事の赤字の部分を見たら、普通にダメだと思うんだけどなぁ…。

法的に問題なくても、厳しい目を向けられて当然。


何かをやらかして、表に出てこないと思ってるほうが甘い。


これは他の議員にも言えることで、幾らでも叩けばホコリが出てくる人が居るのに放置されてるのは、タイミングを狙って効果的に足を引っ張るためだったりするのですよね。


(だから気を付けろと、私は何度も警告するケースもあるのだが…)


兎に角、イメージダウンは当然の結果、身から出た錆です。

一般企業と違って足の引っ張り合いのある政治の世界で税金の使い方をチェックされるのだから、ほんとに引き締めてやらないとダメ。


脇が甘すぎる。






ちなみに、みんなの党についてはあまり知られていませんが、

解党決定して交付金を全額返したのではなくて、国会議員が一人平均2000万ほど受け取ってます。(今秋、報道されました)


橋下氏の維新解党論も、みんなの党の解党時のやり方を参考にすると宣言したものであって、たしか維新は1200万ずつ分けて受け取るのかな…、そこに「結局は金か…」と批判もあるけれど、実はみんなの党のやり方を踏襲している意味では橋下氏の言に齟齬はありません。





そんでまぁ、私は秋にみんなの党の国会議員がお金を分けていたことを知って、その時はかなりショックだったわけです。

しかしそれを知っていたため維新の時には 「こんなもん」 と冷静に見ていた気がします。


改革派と言っても、さほど清廉というわけではない。

(もちろん自民はもっと酷いと思うが…)


ああダメだなぁ、と思いながら生暖かく支持するしか他に選択肢が無いんですよね。





そもそもみんなの党は、渡辺善美さんの8憶熊手があっても、 「法的にOK」 で済ませてた人達です。彼らが言う程にはしがらみの無い政党でもなく、クリーンなイメージ戦略も見せかけ。


さほど評判の悪くない中西けんじ氏でも、かなり小狡いことをやってます。


偽物みんなの党が隠す横領事件

http://ameblo.jp/lcsfelix/entry-12091106320.html

一番酷いのは、塩村あやか都議。

(この人、タレントの時だけでなく今でも嘘だらけ)


水野ゆうき 塩村あやか 地方議会と会派

http://ameblo.jp/lcsfelix/entry-12096294547.html






嘘と、誤魔化しと、お金。


有権者から騙し取るスタイルなんだよね…。


中西さんに対しても、塩村さんに対しても、私はある程度は汗をかいて応援した部分があるので、政治家はこうやって支持者を小馬鹿にしながら表で良い顔をするのだなと、腹立たしいものを感じています。


(さすがにブログでは書かないが、かなり酷い嘘も平気でついてます。

一般社会ではありえないことだけど…こちらが気づかないと思って舐めてる。)







おそらく松田公太さんたちも、そんなに変わらんかな…。

こちらの方々は関わってないので断言できないけど、同じく元みんなの党だからね。


それほど真剣に応援するもんじゃない。


個人的に元気会については、ある程度政策が支持できるというか、発信に共感する部分はあって好意的に見てるのですが(他が酷すぎるということもある)、 「それでも、たかだかこんなもん」 と冷めた目で見ています。





政治家なんか、信じるものではありません。

良い時は適当に褒めたとしても、基本的には批判の対象として厳しい意見をぶつけるくらいで丁度良い。




今年の11月25日に発行の新しい文庫本。

非常に良い本でした。


出版は中公新書。

待鳥聡史さん著。


「代議制民主主義」

~民意と政治家を問い直す~



アマゾンでも評価が高く、

読者の論評もありますのでご参考にリンクを貼っておきます。

http://www.amazon.co.jp/%E4%BB%A3%E8%AD%B0%E5%88%B6%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9-%E3%80%8C%E6%B0%91%E6%84%8F%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%80%8C%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6%E3%80%8D%E3%82%92%E5%95%8F%E3%81%84%E7%9B%B4%E3%81%99-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%BE%85%E9%B3%A5-%E8%81%A1%E5%8F%B2/dp/4121023471



その書評でもありましたが、「教科書の様な本」です。

ちゃっちゃと読み進めると、わけが分からなくなりました。(*´Д`)


なので、わりと時間をかけて読書。

本に蛍光ペンのマーキングと、赤ペンの書き込みも加えながらじっくり読みました。


今まで読んだあらゆる本の中で、いちばん面白かった。



再読終了して、また何度か読もうかと思わせるだけの本。

きっちり消化して理解しておきたい事が多く書いてあります。




少し脱線しますが、今までの私の中での一番だった本は…。





「超巨大宇宙文明の真相」


あまりにぶっ飛び過ぎて、面白かった。w

(ネタ本と思って読むのが正しい)







次に良かったのが




「快帝ナポレオン3世」 ~第二帝政全史~


作者のお遊びでトンデモ本的な形式をとりつつ、書いてある内容が結構勉強になります。

「皇帝民主主義」という謎の態勢ながら、その第二帝政時代にパリの大改造が行われたり博覧会が産業資本主義に繋がったり…。

間抜けなイメージで語られることの多いナポレオン3世が、実は近代を理解するために非常に重要な人物だったという本。


(でも、結局面白いのは、間抜けエピソードだったりするw)







脱線から戻します。(汗)


ナポレオン3世はともかく、宇宙文明の本を引用すると

「いちばんの本を更新した」と言っても逆効果ですね…。





さてマイベストになった 「代議制民主主義」。


教科書の様な本なんだけど、ネタ本より面白かった。

純粋に知的興味を満たしてくれるだけで、こんなに面白い本があるんですねー。




「直接民主主義」 「熟議民主主義」 「デモ行動」 などに対して、それが民主主義の正しい在り様だと言い切る前に、読んでおきたい本です。


また橋下徹氏などが提唱する憲法改正による統治機構改革に対しても、この本の様な知識を前提に判断をしないと、とても危ういと思わされました。


維新が主張する 「首相公選制&一院制」 が本当に大丈夫なんかな…とかね。

制度を変えれば、どのようなサイドエフェクトが予測されるのか、代議制民主主義の類型に無知だと話にならないわと気づかされたわけです。







とりあえず、大まかにポイントを抜くと。


代議制民主主義は、君主制の時代に絶対権力に抗するために始まったエリートによる権力への牽制機関である(と同時にエリート間の競争と相互牽制を含む)自由主義を基調とする議会と、もう一方の流れで特権階級から徐々に労働者等の一般階級も政治参加するようになった民主主義を基調とする普通選挙。

この2つの、違う流れが組み合わされることで成立したものだと、説明されます。


(古代ギリシアについては、古代民主主義との区分け。上記は近代民主主義です)



自由主義はエリートによる相互牽制や権力分散を狙うと同時に、プロによる効率性を追及します。

一方で民主主義は非エリートの声を広く拾うことで平等や公平性・マイノリティ保護を追及します。


ですから、直接民主制や熟議民主主義は、この文脈で考えれば自由主義を抑制して民主主義を拡大する。議員の力を削いで大衆の意思で直接政治を動かすということになります。


それは平等や公平性を拡大する一方で、効率性を犠牲にするということでもあります。


待鳥氏(筆者)の立場では、代議制民主主義には様々なヴァリエーションがありえるが、その在り方は一長一短であって、代議制民主主義そのものを否定することには与していません。







一長一短あるシステムも解説されています。


代議制民主主義は執政制度と選挙制度の組み合わせによって、幾つかのパターンがある。


執政制度の種類で言えば、

たとえば日本のような議院内閣制(議会の多数派が総理を選出する)

アメリカのように執政を直接民衆が選ぶ大統領制

または両方をミックスした半大統領制(大統領も首相も存在する)

首相を選挙によって選ぶ首相公選制。


選挙制度の種類は

多数代表制 (上位得票者に議席を与える)と、

比例代表制 (政党の得票に議席を与える)。


多数代表制の中のバリエーション(小選挙区、中選挙区など)、そして比例代表制の中のバリエーション。オプション。


そして執政制度と選挙制度の組み合わせによって示される、4つの類型。

(多数主義型、コンセンサス型、中間型1、中間型2)



これらについて、各国の様々な事例も交えて、具体的なイメージが掴みやすいように説明されています。


選んだ制度によって、委任の連鎖(主権者である市民から政治家に、政治家から官僚に…という流れ)に違いが生じてくることや、説明責任の重要さなども指摘されています。






そして、世界各国との比較によって日本を確認することと、代議制民主主義の歴史的な起源や変遷を確認することで、我々が漠然と感じる問題の実体は何かを把握しやすくなります。



具体的に言及されている内容としては 「決めれない政治」 と 「決めすぎる政治」 についても。


昨今、小選挙区制が批判され、中選挙区に戻すべきであるとか、直接民主的なものが持ち上げられますが、本当にそれでいいのか。

真剣に考える人には、格好の教科書になるよう設計された本です。




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並行して読んだ本も。




「小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識をいっきに身につける」


佐藤優、井戸まさえ (著)



要点を絞って分かり易く政治の解説をしてくれている本ですが、はしょり過ぎてる部分もあるだろうなと思った次第。


佐藤さんは 「大統領は王様」 (選挙で選ばれる王様) と説明し、独裁に向かいやすいとも説明。


間違いとまでは言い切れないだろうけど…ちょっと簡単にイメージさせ過ぎかな、と。


(佐藤さんは分かってるだろうけど)




まず、大統領制は王制と違って血統主義ではありません。

これだけで例えとしてはマズイ。


あとは、先に紹介した 「代議制民主主義」 で大統領制について説明が尽くされてるので、そちらを読んだほうが正確な知識が身に付くと思います。




もちろん佐藤さんの本も良い本なので、両方を何度か読み直すのがベストでしょうけど。

どちらか一冊なら、私は 「代議制民主主義」 をお勧めします。


そして2冊まで選ぶなら、次は 「快帝ナポレオン3世」 です。(苦笑)

元気会とドングリの背くらべをしてる泡沫政党、次世代の党。

こちらも壊滅路線を驀進中です。


政党交付金の心配は無いようですが、人材流出に加えて党の方針に末期感が漂います。


さてさて、元気と次世代の泡沫チキンレースや如何に。



次世代の党・江口克彦参議院議員が離党届

http://www.news24.jp/articles/2015/12/17/04317656.html


次世代の党の江口克彦参議院議員は17日、中野幹事長に離党届の提出したことを明らかに。理由を、中山代表が次世代の党の党名を「日本の心を大切にする党」に変更しようとしていると主張し、「代表の思い一つでかなり独断強行に進められている」などとした。


引用終了







日本の心を大切にする党、に変更ですか…。(*´Д`)


一般論として自国の精神性を大事にすることは良いと思うんですけど、

政党の名前じゃないよなぁ…。(汗)(汗)(汗)


新しい綱領にも日本の心が何とかあるようですが…こちらも、やや微妙。

http://www.asahi.com/articles/ASHDJ5JT2HDJUTFK00Q.html


家族観、価値観を政治的に規定する政党なのね。

それ本来は個々の家庭のことであると思うのだけど…政治にあれこれ指導されるものなのでしょうか?


「模範的日本人」「模範的日本家族」

なんて政治に示されたら、普通の人からしても、なんかウザい…。

まして事情を抱えた家庭で育った子とか、上手くいかない親とか、規範を満たしてないからと自分で卑下してスティグマに陥るでしょうよ。


社会的に求められる相互扶助とは、何か違う気がする…。







日本の心…。

うーん。


この政党を支持しないと日本の心が無いってこと???


(ここの政治家と支持者は、意見が違う人に反日とかレッテル貼るんですよねぇ)






たぶん具体的な文化財保護政策とか、そういうものであれば政党や政治家が意欲を持って取り組むことも、スマートに決まるかなと想像します。


それに関連付けた観光政策、地域振興とかね。

数値化して経済効果とか訴えれるでしょ?







でも次世代の党の根っこは、かなり宗教臭く硬直した印象です。

一般的に観念される政治的文化保護というより、道徳思想や宗教の集まりに見えるのですよね。


(政策で人の世の不条理を減らすよりも、型にはまった模範人間を作りたい政党という印象)


それをさらに、押し出してきた印象があります。


昔の創価学会(公明党)は、王仏冥合論などというものを押し出してたそうですが、そんな感じに次世代の党も宗教チックになっていくのでしょうかねぇ。

最高裁の判決が出たようで、議論が活発化しています。


女性の再婚禁止期間100日を越えることは違憲。

選択的夫婦別姓を認めないことは合憲。





個人的に利益・不利益は無い話ですが、大丈夫なんすかね、この判決。(*´Д`)








まず女性の再婚禁止期間。

今までは180日再婚禁止だったものが、100日を超えると違憲になり、変化が求められます。


なので進歩したという論調を見ますが。


もともとは、再婚女性のお腹の子供の父親が前夫かもしれない、そのような問題を無くす、あるいは見極めるために再婚禁止期間が必要、子供のため、という法だったはず。

(それだって、再婚する前に性交があれば誰の子か分かったもんじゃないと思うんだけど…)


しかし今は、ちゃぶ台返し的にDNA鑑定があるので、誰の子かで再婚禁止期間は、時代遅れ。


なので、女性にだけ再婚禁止期間があることについて是非を問えばよいだけで、男女不平等の是正に落ち着くしかない。


それでも女性側にだけ 「100日越えたら違憲」 って…。(*´Д`)?


DNA鑑定で再婚禁止期間そのものが必要なくなったので、それを無くすか、または禁止期間が必要なら男性側も同じ日数を当てはめるべきでしょう。


さすがに今回の判決どおりに100日までいいのかと開き直っちゃうと、日本が女性差別してると言われても仕方ありません。

わりと滅茶苦茶な勧告をしてる国連が正しくなっちゃう。










選択的夫婦別姓。

これは判断が難しい。(*´Д`)


個人的には、「選択制」 だから認めればいいんじゃない? と思います。


裁判の判決については…。(うーん)




上の、「女性の再婚禁止100日以上で違憲」 を判断した裁判官たちだから、そもそも判断能力あるのか…? と思わないでもありません。


別姓を認めないことについては。

15人中、10人が合憲、5人が違憲。


選択的夫婦別姓を認めないことが違憲と判断した5人のうち、3人は女性。

15人のうち女性は、その3人だけ。


…ここも、なんかね。


これだけ根本的な男女の問題で、15人の裁判官のうち女性が3人かよ…と。

比率が違ったら、それだけで判決の結果が変わったんじゃないかと想像します。


(判決の要旨を見ると、そんなもんと言えるほどの、いい加減な判断基準に見える)


裁判官も、ある程度の男女比バランスとれてきたら、次はどうなるのだろうと気になります。



少なくとも、再婚期限の判断は明らかにおかしいですから。

それが選択的夫婦別姓を認めないことが「合憲」と判断したことへの不信に繋がります。


意思決定機関に女性が少ないと、女性に不利な社会制度が固定化され、意思決定機関に達する女性の数が抑制され、その意思決定機関が女性に不利な社会制度を再生産する…という無限ループなんじゃないかと思ったりします。


だから、一旦はクォータ制が必要だろうと思うんですけどね。







裁判に対する疑念はともかく、夫婦別姓そのものについて。


論点が多くて、難しい。


家族の一体性やアイデンティティのように、根拠が曖昧というか個人の感覚に依拠する話。

夫婦が同姓に統一する場合の、片方が負担する手続きの大変さ。通名の煩わしさ。

女性の社会進出と仕事で培ったキャリアを損なう不便。

戸籍管理等のシステマティックな話。

子供に対する影響。

離婚が増える、または関係ない云々。

日本の文化伝統。  等々。


話がごちゃごちゃになり過ぎて、わからんちん。(*´Д`)






もう、選択的夫婦別姓とかヌルイ議論ぢゃなくてですね、

選択的多夫多妻制の是非を問うくらい、ラディカルに行けと思ってしまいます。


選択的多夫多妻なら一夫多妻も選択肢の内ですから、皇室典範もそれに準じて平安期の様に原点回帰させちゃって、男系男子のお世継ぎ問題も解決できる様にしちゃえばいいんじゃないですかね。


そうすりゃ、天皇陛下バンザーイって感じの保守系の議員さんとか百地章さんとか八木秀次さんとか、掌返して多様性を認める社会を実現しようと急旋回するよ。


(もちろん冗談です)







まぁ、家族の大切さとか…それは一般論としては分かるんだけど。

法律や憲法、国の制度で規定されるもんなのかぃな…とは、もの凄く思います。


別に、上からの縛りがなくても血縁や家族とか親戚って、尊ぶ人は尊ぶと思うし、逆に法の縛りがある現在でも尊ばない人は尊ばない。


法律で縛るから家族を保てるって…なんだろ???


なんだか憲法9条を改正したら、即戦争になると決めつけることに、似てる気がします。


憲法は絶対に変えちゃいけない…て。

思考停止しか認めない発想。


他の国は9条がなくても、代議制民主主義で派兵の是非を判断をして平和主義を守ります。

代議制民主主義が機能しているか中身が問われるわけで、それゆえに市民の政治関心も高くなる。


極端な平和憲法による強力な歯止め・縛りが無くなれば、逆説的ですが市民社会が成熟する機会になり得ます。(それによって、歯止めになるから)


なので、家族の一体感とか…その手の話をする人は9条信者とそんなに変わらんレベルかいな、と観察しています。



(その論を展開する人達が家庭をお持ちでも、たぶん姓とか法とかに依存して家庭を保ってるわけじゃないと思うんですよね…人柄とかでしょ)



ですので、むしろ家族観の成熟を促すためにも、法による同姓縛りは、無くしたほうが賢明だと思います。好きに選べるようにすればいい。




私が同姓の合理性を考えるとしたら、戸籍等のシステマティックな話かなぁ。

行政コストとかね。


そのへんは難しそうなので、判断がつきませんが…。






あとは…。

戸籍や血縁・親戚などリアルな関わりはともかく 「家」 とか 「家系」 になると、半ばファンタジーです。

ファンタジーをファンタジーとして社会的なレベルで認められたら、それは付加価値と言えるでしょう。 でもそれは、法の話じゃなくてファンタジーの社会的共有ですから、ハッキリ言って別姓議論と関係ないと思うんですよね。


漠然とした不安で、選択的夫婦別姓が日本の家族観を壊して天皇制の否定に繋がる的な杞憂を抱く宗教右派もいる様に見えます。


でもファンタジーの社会的共有は、それはそれで大切にされますので、別姓議論と関係ない。


日常の不条理を解消するための社会制度の変革と、非日常の伝統を守る事の区分け。

これをきちんと弁える民度に保つことが重要であって、時代に合わせた必要な変化も認めない様では、かえって非日常の伝統の否定にまで怨念が募ります。


その保守と革新の対立が、とても無駄で無意味なものに思えます。








安倍総理が自覚的にジョークを飛ばすようになりました。

目覚ましい進歩と言えます。



今年の漢字「私も『安』。倍増で『安倍』になる」 首相

http://www.asahi.com/articles/ASHDH6FV2HDHUTFK012.html


もともとの今年の漢字 「安」 に加えて総理自身も 「安」 を選び、

倍になるから 「安倍」 なのだそうです。


ハッキリ言って全然面白くありませんが、

自覚的にオヤジギャグを飛ばすことは評価に値します。


ポジティブ思考で総理に親指を立てるべきでしょう。






駄菓子菓子。


安倍さんは天然のほうが面白いですね。

ジョークというものは、必ずしも狙ったものが面白いとは限らないわけです。






昔の安倍さん。



こっちのほうが、断然面白い。www




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おまけ。

※ 今年の漢字 「安」 …て、これ 「あ」 じゃねぇか。w