約束のネバーランド アニメ2期決定と幾つかの疑問 | ふぇりっくす日記

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「約束のネバーランド」12話で終了しました。

そして早々に2期が2020年に決定。

 

自分は原作を読んでいるので、アニメで幾つかカットされたシーンが気になる部分もあれど(逆に、コミックだけで開陳されてるオフシーンがアニメに挿入されてる良いケースもあったり)、漫画では出来ない演出が随所にありました。

何はともあれ世間的には好評で良かったと思います。

 

以下、アニメ2期に関して幾つか考察します。

少しだけネタバレもしますので、アニメオンリー派はご注意ください。

 

いちおうネタバレ控え目にしてます。

その意図で書いているため、原作をある程度覚えてる人向けの文章になってます。

 

丁寧に内容を書くと、アニメ派が読めない内容になっちゃうから。

 

 

 

疑問1

2期は原作のどこまでやるのか

 

アニメ1期の終了(ハウスからの脱出)が原作37話です。コミック5巻の3分の1。

この「原作の話数基準」で考えてしまうと、74話の「特別な子」で2期が終わってしまいます。

 

「特別な子」はラムダの22194ですね。

ラムダ内での生活が1話かけて描写されています。

 

ここで2期が終わったら、さすがに切りが悪すぎるだろ。(;´Д`)

 

アニメなので、ここで終わるにしても盛り上げ方はあるかもしれまん。

1期の終わり方も「俺たちの戦いはこれからだ」的な感じですし。

 

しかしそれだと、今度はどこで3期を終えるのか悩ましくなりますよね。

74話以後に狩庭の戦いがあり、その後もしばらく22194は出てきませんから…。

 

2期で22194を見せて、3期できちんと登場させるのが流れとしては良さげだと思います。

(その中間に、アニメオリジナルで7つの壁探しのエピソードとラムダ脱獄編が入る可能性はあるかも)

 

 

話の切りの良いところでは、狩庭編終了が最有力候補。

しかしそれだと97話「望む未来」(コミック11巻の最後)なので、1期より詰め込み(orすっとばし)感が出てきます。

 

1期でも原作から幾らか削っています。

各人の独白や、エマ達が太陽の位置から北半球と推測したり、贈書から人間世界の異変年代を推測したり。

クローネの部屋での会話も削ってるくらい。

 

2期で、この傾向がさらに加速するのでしょうか。

 

他の区切りとしては、

・狩庭に入ったところで終わる

・狩庭で「あの人」が仰々しく出てきたところで終わる

・電話が鳴ったところで終わる

 

などなど。

電話エンドは、イチバンやってはいけないパターンだと思いますが…。(汗)

 

個人的には、狩庭に入ったところで終わるパターンでも良いと思います。

これだと64話。

1期より、かなりローペース。

しかし2期でムジカの内心の声とか省いてしまうと、終盤に響きすぎてしまいます。

いま原作で進んでる話とか、さほど共感を呼ばなくなってしまう。

 

ですので、1期で削りまくってた独白も入れながら、2期は丁寧に進めていくほうが良いと思われます。

1期みたいに幾らか省くにしても肝心なところを押さえてれば、狩庭終了まで行ってもいいですが…。

 

 

疑問2

「30年前」をどうするか

 

アニメ1期で削ってた重要部分を、2期でどう埋め合わせるかという話。

 

原作ではエマ達が、太陽の位置からハウスを北半球のどこかと予測していたり、贈書年代などから30年前に世界に何か異変があったのでないかと推測していたりします。

 

これ、1期でガッツリ削られてますな。(汗)

 

仮に2期のペースを控え目(64話終了とか)にして、最初のほうでここを補うなら、むしろ評価あがりますかな。

「外の世界の情報」は外の世界に出てから話すというのも、まあアリと言えるでしょう。

2020年スタートの2期から見た人にとっては、そっちのほうが親切と言えるかもしれない。

 

逆に省いたままソンジュとムジカが出てきたら、かなり微妙かな。

 

エマたちが「30年前に何かあった」と思っているところがミソなわけで、それがないと見てる側も同じような疑問を抱いて世界の謎を感じることができないわけで、いきなりソンジュが世界のことを語りだしても白けるだけでしょうな…。

 

 

疑問3

オジサンは「7日前」をどうやって知ったか

 

こっちは、アニメでなく原作で省かれた謎。

モニター室で外の様子を知ることができるにしても、「7日前の脱走」まで知ることが可能な代物だったのか。

 

実は、作中で全く触れられずに謎がどこかに行ってしまってる。(;´Д`)

 

オジサンは森に果実でも取りに行ってる時に知性鬼の会話でも盗み聞きしたのでしょうか…そうじゃないと話の辻褄が合わない…きっとそうに違いない。

 

と、個人的には考えています。(汗)

決して作者がミスったとか、そういう事は考えていません。

 

ただただ説明不足なだけです。(汗)

 

というか、レイが「7日前、15人、そんなことまで」と心の中で呟いてる迷シーンでもあるので、むしろここはアニメが省いてしまっていいのかもしれません。

 

たしかにオジサンが「7日前」を知っていたのは驚くべきことなのですが、「15人」に関しては、オジサンの目の前に15人でいるのにレイは何を感心してるのか全く意味不明です。

 

ここは原作のマズってる感があるので、アニメには頑張ってほしい感じですな。

 

 

疑問4

オジサンが「隠し部屋」に全く気づいてない謎

 

これも原作中の問題。

しかも12巻なので、狩庭編すら済んだ3期以降の内容ではありますが…。

 

あのオジサン、非常出口の存在きっちり把握してるんですよね。

そこへの隠し経路も全て把握してる。

 

しかし、その経路が繋がってる「隠し部屋」には全く気づいてないという矛盾。

 

これはダメだと思うんですよね。

 

オジサンが「隠し部屋」をエマに教えてもらった時点から、拠点の強襲を受けるまでには1年半くらいあるので、「どこかで気づいた」ということなんでしょうけど。

 

作中でそういう描写が無いため、「なんでオジサンは非情口への隠し道を全部知ってるのに、その一つである隠し部屋を全然知らなかったのだよ」という謎が発生しています。

 

ここもアニメが原作を補わないと、ツッコミが予測されますな。

 

 

 

 

現状、こんなところですかな。

また何か気づいたら、追記しま。