こんにちわ~
12月初旬、ライフ熱川のある東伊豆町の白田区において、地域防災訓練の一環として、
「高齢者声掛け訓練」が開催され、我々も参加致しました。
これは、ここ白田地区のみならず、「徘徊高齢者問題」が全国で増加の一途をたどる中で、地域住民や関係者による早期発見や、見守りのレベルアップを図る目的があり、災害時はもちろん、平常時においても相互の支え合いができる地域を目指す取り組みとなっております。
今回も、区民・役員・消防団・商店・学生・介護関連事業者等、
多くの参加者が集まりました。
もちろん「徘徊」とか「高齢者」という文字を冠する以上、この訓練は、我々のような「介護保険事業所」や「介護施設」の担う役割や責任、そして何より地域おける「存在意義」が大きく問われます。
それゆえ今回(も)、ライフ熱川職員は、主に「認知症を患う徘徊高齢者」役に抜擢され、普段の経験値を生かし、心を鬼にして、情け容赦なくリアリティ溢れる徘徊高齢者を演じ、そういった方々の立ち振る舞いや言動・心情などが、日常的に接することの少ない、地域の皆さんに伝わるよう努めました。
地元の新聞にも大きく載りました。
後日、今回かなりの怪演を魅せた参加職員にリポートしたところ、
「声掛け役の一生懸命な中高生相手に、全力でごねるのは正直心が痛かった」
と、語っていました(笑)
このような笑い話はともかく、実際、認知症を患う方々に対して、日々接する我々ですら、常に100点の対応ができているわけではなく、試行錯誤を繰り返しています。
だからこそ今回のような訓練に、そして問題に、介護事業者のみならず、地域で協力し合いながら取り組んでいくことが重要なのだということを、改めて学ばせていただきました。