『わこまち探検隊』のブログが更新されクラピアの様子が投稿されていたので、再び和光市の広沢複合施設「わぴあ」のクラピアについて書きたいと思います。
5月20日『わこまち探検隊』のブログ記事 ↓
https://ameblo.jp/wakoportal/entry-12803691573.html
記事内の画像を見るとやはり植栽シート(クラピア用の通根タイプの防草シート)の不具合によって生育不良が起きています。
通常だと5月下旬にもなればクラピアは元通りのグリーンカーペットに戻ります、画像のようなスカスカな状態は通根不良による生育の遅れが原因です。
シートで生育不良が発生
5月になれば緑絨毯です
植栽シートを使うと直植えに比べると根の量が極端に少なくなります、根の量が少ないと擦り切れに対して弱く、根入りが悪いため冬枯れ時に枯死する割合も多くなります。
特に今回のような広場などにシートを使用すると、踏圧により地面が固化するのでますます根が張りづらい状況になります。
植栽シートはあくまでも粗放管理する、道路や河川の法面、畦畔、太陽光発電施設などの踏圧のあまりかからない場所で効果を発揮するものであって、学校や広場など人が頻繁に立ち入る場所には向きません。
このような失敗を繰り返さないために何度も言いますが、クラピア用の通根タイプの防草シートは安易に使用してはダメです、使い方を誤るといつまでたっても根が通らず生育不良が発生します。
これは改善しない限り毎年繰り返されるので、来年も今年のように養生期間が必要になる可能性が大きいです。
野外活動で一番使いたい時期に「わいわい広場」が7月まで使えないなんて、とても残念でしょうがありません。
シートで再被覆が遅れる
失敗例が多い植栽シート
尚、生育状況は植え付けた地域の気候及び土壌環境や植栽方法によって左右されます、全てのクラピアがブログの内容と同じになるとは限りませんのでご了承ください。
クラピアと間違えてヒメイワダレソウ(リピア、リッピア)を植えられる方がいますが規制されているので注意が必要です、ヒメイワダレソウは生態系に甚大な被害を及ぼすおそれがあるとして生態系被害防止外来種リストに掲載され、重点対策外来種に指定されていますので植えないようにしてください。
※ クラピア ® は(株)グリーンプロデュースの登録商標です。
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