先日紹介した中判カメラGA645iで撮影したもの
645のフィルムで見ると大迫力ですがブログサイズだと伝わりにくいと思います、フィルム面積に余裕がある分繊細な描写が出来ています。
普段はホールドしやすいコンパクトなフィルム一眼レフを使用しているのですが、大きなボディの左上の端っこに付いているファインダーを覗くので水平を取るのが難しく感じました。
手ぶれに強いと言われるレンズシャッターですが、大きくてホールドしにくい分スローシャッターで特に手ぶれに強いとは感じませんでした。
しかしこれはもう少し使い込めば慣れてくると思います。
3対2の縦横比に慣れた私には新鮮な比率ですが、よく考えるとこちらの方が自然で3対2の方が癖のある比率です。
狙った場所(ビキニカウル)にピントが来て立体感が良く出た一枚
16枚撮影してピントが思ったところに来なかったのが4枚。
スローシャッターでの手ぶれが2枚。
レンズキャップの外し忘れで真っ黒が1枚。
ピントを外した殆どがオートフォーカスではなく目測でのマニュアルフォーカスでした。
外部測光ですがオートフォーカスはかなり信頼できる結果となりました。
逆にマニュアルフォーカスは被写界深度が浅いこともあるので慎重に距離を測る必要かあることが分かりました。
オートフォーカスで測距した通りの数値をマニュアルフォーカスで設定して撮影したものにもピントの甘いものがあったので、オートにはマニュアルでは選択できない細かなステップがあるのかもしれません。
中判の描写の繊細さと迫力は想像以上でした、これを知ってしまうと描写を優先に考える限り35㎜は選択肢に入らないでしょうが、PCのモニターで鑑賞するくらいではその本質は十分に伝わらないと思います。
ましてやブログサイズでは宝の持ち腐れ。
やっぱりプリントで大きく伸ばすとその真価を発揮するんじゃないかと思いました。