使っているフロントフォークはSR SUNTOUR EPICON、このフロントフォークは比較的簡単にサスのストローク量を変更できるので、ストローク量を短くしてフロントフォークの全長を短くしてみることにしました。

分解してスプリングを取り出すと中からバラバラに砕けた内部パーツが出てきます。

スライド量調整用のストッパーを留めるピンがご覧のように曲がっています。
バラバラになっていたのはプラスチック製のストッパーでした。
このフロントフォークの初期のスライド量のセッティングが100mmなのですが、ストッパーが壊れてスプリングが曲がったピンに引っかかった状態になっていて、おそらく120mm程のスライド量になっていたようです。
だから余計にフロントが高く感じたのでしょう。
クロスカントリー用のフロントフォークでトライアルでの使用は想定外なので仕方がないのですが、4月に買ったばかりなんですよね。思ったより弱かったです。

壊れたパーツを取り除きましたがこのままではスプリングのストッパーがないのでフォークのスライド量が最大になってしまいます。
このまま組み付けても乗れませんが、すぐにどうこう出来ないのでとりあえず組み直しました。
このストッパーが壊れるということはバウンドではなくリバウンドでの衝撃で壊れていることになります。
トライアルに使っているので衝撃吸収だけではなく、積極的にフロントフォークを縮めて反発を使うような乗り方になります。
エアの設定は130psiと仕様規定範囲を超えていますし、素早い反発が欲しいので伸び側の減衰も弱くしてあります。
ダニ降りで1m以上の高さから飛び入りることもありますが、そんなときはフルボトムからの衝撃がストッパーに架かります、フロントフォークにとって使用環境はかなり厳しいのでしょう。

純正部品を取り寄せて直してもどうせまたすぐ壊れるでしょうから、画像の通りのサイズのウレタンパイプで直せないかなと考えています。
このサイズのウレタン製のパイプをストッパー代わりに使うことでスライド量を60mmに出来る計算です。
60mmのスライド量に合わせてフォークにエアを入れて車高を確認すると、ちょっと車高短気味に見えたので70~80mm程でも良いかもしれません。
さあ、無事に直るか乞うご期待。