ちょっとしたメンテナンスのつもりが意外と大事に | 雲のような毎日を

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せっかくの休みでしたが良い降りの雨で自転車に乗れなかったので、F1バーレーンGPの予選を見終わった後にちょっとしたメンテナンスをすることに。


ダニエルしたりウィリージャンプしたり、まあ何をしてもチェーンがバタバタと暴れて、チェーンステーを派手に叩いてガチコンガチコンうるさかったので、その対策をすることにしました。


100均のマジックテープと家に転がっていたネオプレーン素材の生地


生地を適当な大きさに切ってマジックテープを貼り付けるだけで完成しました。所要時間5分

マジックテープはミシンで縫いつけようと思っていたんですが、粘着テープが思っていたよりしっかりしていたので縫う必要はありませんでした。


今まではフレーム保護のためにビニールテープを三重くらいに貼っていただけでした。



これでチェーンがフレームを叩いてもガチコンガチコンと派手な音はしなくなりました。


これで一件落着のはずなので試し乗りしてみたところ、なんと・・・


相変わらずガチコンガチコンと派手な音が鳴るじゃないですか。


音の原因はチェーンじゃない。

そこでよく観察してみるとチェーンテンショナーのアームがスイングしてチェーンステー下部を叩いている音でした。

これは派手な音が鳴るはずです。


調べると、チェーンテンショナーがスイングしないようにするためのストッパーが脱落してしまっているためでした。


そこで急遽ストッパーを付け直すことに。


チェーンテンショナーのアームを外して裏返したところ

本来なら手前の黒丸の穴にストッパーになる金属のバーが刺さっています。

今回はその代わりとなるものを加工して取り付けます。


ドリルで下穴となるφ3.5mmの穴を空けます。


タップを立てて4mmのねじ穴を切る



M4のねじをストッパーとして使います。



ストッパーが太くなった分ディレイラーハンガーに干渉するのでグラインダーで削ります。


横からみたところ

ずいぶん削ったので剛性が心配ですが、チェーンテンショナーを保持するだけなのと、ディレイラーハンガーなら買いなおしても安いだろうということで気軽に削りました。




これでストッパーが取り付けられました。

アームがこの位置で固定になってしまったので、リアタイヤを脱着する際にはチェーンテンショナーを外さなくてはいけなくなりましたが、リアタイヤを脱着することはあまり無いのでたいした問題にはならないでしょう。




上の画像が修理前で下の画像が修理後です。

チェーンテンショナーの角度の違いが分かると思います。



雨の日の暇つぶしには丁度良い修理でした。


試し乗りでは、漕いだときのトルクがリニアにリアタイヤに伝わる感じが強くなりました。ストッパーの脱落によりチェーンのテンションがかなり弱かったんだと思います。

ガチコンガチコンと派手な音を出さなくなったBRASS1は、たったこれだけのことですが嘘のように乗りやすくなりました。


こうして手を掛けてやることでより一層バイクへの愛着が深くなります。