コア・カイロプラクティック錦糸町の原田です。
今日は症例シリーズとして
『MPS 筋筋膜性疼痛症候群』
と言うものをご紹介していきたいと思います。
先日、トリガーポイントをご紹介したと思いますが、非常に関連が強いものです。
通常、筋肉は負荷によって損傷した場合、数日から数週間で再生されます。
この時、損傷した筋線維が収縮することによって、痛みを発生させます。
これがいわゆる『筋肉痛』です。
この損傷~回復の間にさらに負荷をかけたり、冷やしたりして血行の悪い状態にすることで、収縮した筋線維が元に戻らなくなります。
こうなると筋肉は『索状硬結』という痛みを発生し続ける状態に陥ってしまいます。
索状硬結に物理的に圧迫を加えると、強い痛みを感じることから
『圧痛点』と呼びます。
また、圧痛点の中には刺激するとその部位だけではなく、周辺部位や一見すると関係がなさそうな部位に痛みを感じるものがあります。
その圧痛点のことを『トリガーポイント』と呼ぶのです。
筋筋膜性疼痛症候群(以下MPS)は、このトリガーポイントが何らかの外力によって刺激を受けることで圧迫を部位および周辺部位に激しい痛みを生じるものです。
複数の要素が重なることで症状を呈するものなので、一概にこれが原因といった物はありません。
ですがその要素として、
1.縮んでいる筋肉への急激な過負荷
2.長時間の同じ姿勢
3.骨格の歪み
4.下肢長差
5.カルシウムやカリウム、ビタミンB群の不足
などが考えられます。
治療法としては
『トリガーポイント注射』や
『カイロプラクティック』などが挙げられます。
トリガーポイント注射はその名の通り、トリガーポイントに麻酔を注射し、索状硬結を解くことで血行不良を改善し、症状の緩和を目指すものです。
一回で効果が出る場合もありますが、症状が長期化して痛みを感じるプロセスが複雑化していると、効果が出るまで時間を要することがほとんどです。
また、カイロプラクティックでは硬くなっている筋肉の緊張を緩和させたり、歪んでしまっている骨格を矯正することで、負荷が一点に集中しないような身体作りを行えるので、有効と言えます。
しかし、身体の状態や日常生活における習慣などで効果が現れるまで時間が掛かることがあるのもまた、事実です。
いずれにせよ放置してしまうと長期化してしまうことがあるので、速めに何かしらの治療を受けることをおすすめします。
ちなみに故ジョン・F・ケネディ大統領もこのMPSが原因で腰痛、背部痛に悩まされていたようですよ。(´д`lll)
トリガーポイントの記事はこちら

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