こんにちは。今回も当ブログを読んでいただいたことに感謝します。
坐骨神経痛が酷く両脚の太もも横からふくらはぎにかけて痛みが走る。ここ1週間痛み止めを飲んで仕事をしていたというお客さんが来院しました。
寝起きする時に痛みが脚に走るようで苦痛で顔が歪みます。
症状は生活習慣によって違ってきます。この人は日常の作業で中腰や高い場所の脚立作業が多く、趣味がサーフィンをやられるということで非常にお尻の筋肉や太ももの後ろを引っ張ることが多いことで坐骨神経痛と呼ばれる症状が出てしまったのだと思われます。お風呂に入ると痛みが和らぐようですので明らかに血行不良の要素があります。
大元の原因は大腰筋のロックでそれに拮抗しているお尻の筋肉(梨状筋)や太ももの後ろの筋肉(ハムストリング)が固くなって脚を通っている動脈血管を圧迫して血流を妨げた結果がお尻からふくらはぎにかけての痛みや痺れになっているものと思われます。
梨状筋
しかしそこには坐骨神経というものが出てこないのにお気づきでしょうか?疼痛研究学会の名誉会長であり疼痛治療で有名な加茂淳先生は「神経が圧迫を受けると痛みやしびれが生じる」という考えは誤っているとおっしゃっています。
このお客さんも整形外科で坐骨神経痛と診断され担当の先生から坐骨の神経が圧迫されて痛みを出していると言われてそれを信じていました。施術でお尻→太もも裏→ふくらはぎ→背中→太もも前→お腹周りの筋肉を弛めて冷え感、痛み、痺れも気にならないくらいになりました。
このように坐骨神経痛は筋肉を弛めて血行を良くすれば比較的簡単に改善する症状であると言えます。
早めに筋肉を弛めて痛みのない楽な生活を・・・