首の痛みは姿勢の悪さから・・・!? | レイジーサンデーの整体日記

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半年前から首が痛いと感じ病院に通うも先日仕事中に辛くなってしまい、居ても立っても居られず職場のPCで検索し、その日のうちにスクランブルで当院に駆け込んでいらっしゃったお客さん。

 

 

首から後頭部にかけてコリが酷く頭がふらふらする、耳がボーっとした感じ、目が開けられないようになっていると訴えていました。頭に血がいかないために耳や目、脳にも影響が出ている状態です。

 

背中を横から見てみると背骨が丸くなって首が極端に前へ突き出しています。ひと目見てストレートネックと病名が付けられる状態です。通っていた病院でもそのとおりの診断だったそうです。

 

病院では首の牽引、首の筋肉のマッサージ、電気治療などを行ってきたそうですが、ほとんど改善の兆しはなく、だんだんリハビリの通う回数も減ってきていたそうです。

 

 

首、肩のコリは猫背の結果でしかありませんので首肩が凝っているからと言ってその場所ばかり治療しても猫背を改善しない限り症状が良くなることはありません。むしろなかなか治らないと言って強い力でもみほぐしたりすると更に固さを強めてしまい症状を悪化させてしまうことになります。

 

なので多くの肩こりの患者さんが病院や整骨院でのリハビリでなかなか改善しないのは原因をそのまま放置して症状だけ治そうとしているからです。

 

ではどのように姿勢を改善したら肩コリ首コリが改善するのでしょうか?姿勢改善の大元は骨盤の傾きから始まっています。

 

背骨は骨盤から始まって頭蓋骨を結んでいます。下の図の左が正常な状態、右が猫背の状態、骨盤の傾きが右と左とでは明らかに違うのがお分かりいただけるでしょうか?

 

 

 

 

背骨はボウリングの球ほどの重さのある頭(約5kg)をバランス良く支えてくれています。ボウリングの球は結構重たくずっと持っていなさいと言われてもそんなに長くは持てないはずです。

 

 

その重さを力を入れることなく支えていられるのは背骨のカーブがS字の状態ですが、骨盤が後傾してしまうと頭の重心が前側に落ちた状態になり背骨のカーブがS字がC字の状態になってしまいます。(図右参照)

 

背骨で支えていた頭が支えられなくなり前へ落ちてしまうと背中や肩、首などの筋肉を使って後ろに引っ張って支えなければならず、知らずしらずのうちに首や肩、背中にいつも力を込めて生活します。次第に筋肉が疲労して耐えきれなくなり筋肉がロックして固くなってしまったのが肩こり、首コリといった症状です。

 

まずは後傾していた骨盤を前傾させて姿勢を改善して原因を取り除いてから症状の出ている首肩を改善するのが今回の施術の見立てとなります。

 

このお客さん、話を聞くと腰の痛みも昔から持っていたようで過去にぎっくり腰の経験もあるようでした。骨盤の傾きを改善するには腰痛の原因でもある大腰筋を弛めていかなければなりません。

 

 

肩こりの症状がある方は、今現在腰痛の症状が無くても原因は持っているということになりますので気をつけたほうが良さそうです。

 

骨盤を前傾させて姿勢が良くなってから、症状が出ている首肩周辺を弛めていくと今までリハビリで治療してときにはない感覚が出てくるとおっしゃいます。それは原因が取り除かれた上での症状改善と原因を残したままでの症状改善との違いの差です。

 

首肩の筋肉が弛んでくると頭にいく血流も増えて耳、目などの不具合も改善して施術後はスッキリとした感覚でお帰りになりました。

 

肩コリ首コリは放置しておくと目や耳、偏頭痛などにも影響しますので早いところ、お近くのミオンパシーの整体院、治療院もしくはレイジーサンデー整体スタジオまでご連絡・ご相談ください。