慢性痛が厄介なわけ・・・ | レイジーサンデーの整体日記

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レイジーサンデー整体の日常の施術の様子から、サーファーである筆者のサーフトリップの様子などを発信していきます

当院にいらっしゃるお客さんは何年も痛みを抱えた人がほとんどです。身体が痛くなったらとりあえず整形外科、総合クリニックで診察を受けてリハビリに通うというのがほとんどの方の既定路線ではないでしょうか?

 

 

しかしそこで痛みが改善せずに違う方法で改善を望む方が巡り巡って当院の施術を受けられます。

 

人によって病院でのリハビリの期間がまちまちですが・・・病院で診察・リハビリを受け続けても薬を毎日飲んでも一向に痛みが改善しないという状態が続くと一般的にいわゆる慢性痛という状態になります。

 

 

通常痛みが3ヶ月以上続くケースを“慢性痛”と定義されていて、実は今“慢性痛”で悩む人は増え続けていて、日本だけでも2300万人以上いるそうです。

 

ところで慢性の痛みと急性の痛みと何が違うのでしょうか?

 

通常「急性の痛み」は、その原因となるケガの炎症反応などが治れば消えていくものですが、痛みが起こったときに適切な治療をせずに、そのまま放置しておくと、「慢性の痛み」に変わってしまうことがあります。
 

筋肉にストレスがかかったり、外部から壊れそうな力が加わったりすると筋肉センサー(筋紡錘)働き筋肉を固くロックさせます。それが長く続くと血管が固い筋肉の中で押しつぶされてしまいカチカチの筋肉の中を通る血管が細くなってしまうと血行不良になってしまい筋肉が呼吸できない栄養が取れないという苦しさを痛みというもので脳に伝えます。

 


そして痛みを長期間放置した場合、そのうち痛みを引き起こした原因がなくなっても、痛みを取り去ることがなかなかできにくい身体になっていきます。

 

毎日、痛みを抱えているために脳がそのうち痛い状態を日常普通のこととして捉えてしまい、さらに痛みが続くことで痛みにばかり意識が向きがちになり、眠れなくなったり、不安や恐怖からうつのような状態になってしまいことも・・・ますます痛みにとらわれて症状が重くなるという悪循環に陥ることもあります。

 


こうなってしまうと筋肉を弛めて身体を治そうとしても、治す行為自体をやってはいけないこととし違和感と捉えてしまうので改善しにくい身体になってしまいます。わかりやすく言うと

 

脳内の痛みの縛りが強すぎて身体が、がんじがらめになっているような状態

 

と言っていいでしょうか・・・。実際に当院で筋肉を弛めようとしても、この慢性痛が強いお客さんほど筋肉が弛むのを身体が嫌がります。どこか力が抜けずにいたり、施術中に次第が筋肉が震えてくるといった症状が出てきたりします。ご本人は施術を拒否しているという意識は全く無いものの身体は明らかに施術を拒んでいるような感じです。

 

 

施術が終わったあとも明らかに筋肉が弛んで動きがスムーズになっていても、どことなくスッキリせず「ウ~ん・・・なんかよくわからないです」といった言葉を返すことがあります。これは完全に脳が明らかに困惑していて脳の痛みの認識と筋肉の改善度があまりにもギャップがありすぎて脳がついていけてない状態です。

 

しかし日にちが経つとだんだんと認識し始めて、また回数施術を受けていくと、筋肉が弛んでいること=心地よいという感覚になり、施術自体を身体が受け入れてもらえるようになります。

 

 

その受け入れるまでの時間の差が急性痛の人と慢性痛の人との改善のスピードの差になっていくのです。

 

このように同じ痛みの症状でも慢性痛歴の長さによって改善のスピードは大きく変わってきます。

 

しばらくの間、治療に通っていても一向に痛みが改善しないとお感じの方はなるべく早くお近くのミオンパシーの整体院、治療院もしくはレイジーサンデー整体スタジオまでご連絡・ご相談ください。