クラッチが握れないバイカー | レイジーサンデーの整体日記

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レイジーサンデー整体の日常の施術の様子から、サーファーである筆者のサーフトリップの様子などを発信していきます

オートバイのツーリングにはいい季節になりました。観光地ではモーターサイクルのパーティーが連なっているのをよく見かけます。

 
 
指が動かないと訴えたお客さん、ハーレー乗りだそうだが指を握ると力が入らなくてクラッチが切れないということ…普通のオートバイならワイヤー式なのでなんとかなるのだがハーレーのクラッチは油圧式なので固くてとても握れないということ・・・
 
病院に行ったら手根管症候群という診断でしばらくオートバイを乗らずに休む、それでもダメなら手術になりますと言われたそう…
この一番良い季節を棒に振るのは忍びないとインターネットで検索の末、たどり着いたようです。
 
この方も整形外科行ったらレントゲン撮影して画像に不具合が無ければ、腱鞘炎の原因は手根管にあるという典型的な診断をされるパターンでした。このような症状は世の中には相当数いると思われます。
 
手首にある神経や腱を束ねる手根管という部分がなんらかの原因で神経を圧迫して手が動かない痺れる痛むというのが原因とされてます。しかし最悪手術に踏み切っても治らないことが多かったり、後遺症がいつまで残ることが多いという事も聞きます。実際に以前、手術に踏み切ったお客さんがいましたが、全く改善しないどころかむしろ手術後が痛むという事で途方にくれていたということがありました。
 
 
出典:小郡第一総合病院
腱鞘炎の本当の原因は手根管ではないようです。指を動かす筋肉が拘縮して機能を失ってしまったのが本当の原因です。その筋肉は手首でなく腕の部分にありますので、そこの筋肉を弛めてあげれば痛み痺れ動かないなどの症状はそんなに時間もかからずに取れてしまいます。でもこれは症状が取れただけで本来の改善ではありません。
 
 
これらの症状の方の共通している点は皆、恐ろしいくらいに背中の筋肉が硬いということです。
 
本来なら人は手を動かすにしても身体の多くの筋肉を使いながら効率の良い動きをします。しかし背中の筋肉が硬くなって機能しなくなった状態で腕や手先ばかりの筋肉を使い続けと、細い腕の筋肉が疲労を超えた瞬間からロックしてしまい動かない、痺れるという症状になります。なので、背中の硬さを取ってあげないとまた直ぐに症状が戻ってしまいます。
 
 
そして、突き詰めてその先を辿るとそこには姿勢が悪い、腰痛持ちなどの原因に至ります。
 
腰痛→姿勢が悪い→慢性的肩こり→四十肩・肩痛→腱鞘炎
 
というのが症状に至った流れてなのではないでしょうか?
 
このお客さん、もともと慢性的な腰痛持ちのなのでここから改善していく施術を数回行なって、どうやらツーリングのイベントには間に合ったようです。
 
 
このような症状はオートバイ乗りだけでなく、手先をよく使う美容師さん、クリームをこね続けるパテシエさんなどにも現れる症状です。
 
クラッチが握れなくて楽しいツーリングに行けない、そんなモヤモヤした日々をお過ごしのバイカーの方はお近くのミオンパシーの整体院、治療院もしくはレイジーサンデー整体スタジオまでご相談ください。
 
Have a nice touring !