株が下がってますね。私も以前ならかなり狼狽いていたのですが最近はでかい下げにもあまり動じなくなりました。

今日は損失が出た時の対処法(心構え)について自分なりの考えを述べます。

損失が出たときはそれが当初自分の許容していた範囲であるかを見きわめます。たとえば普通の株であれば年間で言えば±20%くらいの範囲内で動くことはままあるので、ただ単純に下げただけで、機械的に売るのは正しくないです。

しかし損失が発生した理由が当初の目論見よりずれていた場合(業績の下方修正など)は機械的に処分しましょう。

逆に業績は絶好調ですが市場のモメンタムで下がってしまった場合は絶好の買い時です。今年の3月の世界同時株安を思い出すとよく分かると思います。

それでは今回の株安についてですが、基本的には米国以外の株は大丈夫な気がします。ですのでエマージングやヨーロッパは私は買いに行きます。

ただ米国の景気が減速すると思うので、米国株と日本の輸出関連は厳しいかな。まあこういう時は好業績のピカピカの株がバーゲンプライスになるので怯まず買いに行きましょう(自己責任で)!
少し前にドラマで渡辺謙と玉木宏が主演のやつがやっていて、暇なんで見てたのですが、このドラマは玉木宏演ずるデイトレーダー(多分ジェイコム事件の人)が莫大な資産を若いうちに築いて、「働かずに金儲けすることはけしからん」みたいな雰囲気がドラマのなかでは溢れていました。

それを見ていていろいろ考えたのですが、人生で一番大切なのはお金でなくて間違いなく健康だと思います。もっと言えば健康なボディーと頭脳です。

資産を莫大に持っていても寝たきりでは何の意味も無いですからね。そう考えると人生とは結構先天的なものにかなり支配されているような気がします。

ウォレーンバフェットという投資の世界では神様みたいな人がいます。彼は企業を徹底的に分析して惚れ込んだ株に長期投資します。この結果彼は名実ともに世界一の投資家となりました。

このような話を聞くと「自分も企業分析が出来れば大金を儲けられる」と思う人がいると思いますが、残念ながら投資はそんなに甘くないでしょう。

そもそも企業の適正な株価を見きわめることはプロであれ素人であれかなり難しいです。
企業の業績予想一つを取っても、株価が織り込めるのはせいぜい2年先くらいでしょう(これでもかなり凄いとおもいます)。

それに加え、経営者と投資家の間には大きな情報格差がありますので会社の実態を知るというのは想像以上に難しいと思います。
恐らく経営者も特に変化の激しい業界では自分の会社の業績を的確に予想できる人など少ないと思います。

それでは我々投資家はどうすればよいかと言うと、「とりあえずほしい株は全部買っちゃえ」と言うことです。

どうせ業績予想なんかしたって当てるのは至難の業なのですから、しっかっりと分散を効かせたポートフォリオを作るほうが先!予想の不確かさを分散でカバーしましょう。