さて前回からの続きですが株式を買うのは分かったが「何を買えばよいのか?」と言うことです。


私の考えとしては国際優良銘柄でキチンと分散された構成されたポートフォリオを軸に据えようと思います。その場合個別株にするか投信やETFなどで運用するかを決めなければなりませんが、私はめんどくさがりですので投信もしくはETFにしようかなと考えています。ただ日本株に関しては自分で個別株のポートフォリオを組んでみようかなと思います(検討中)。


一番手っ取り早いのはダウジョーンーズのglobal titans という指数に連動したファンドを買えばよいと思います。これは世界的企業50社を時価総額順で並べたものです。簡単に言えば会社の世界ランキング上位のもの買うといった感じです。

ただこの指数はアメリカ株が全体の6割以上を占めていますので、ちょっと偏りがありますね。しかもいま一番勢いのある新興国市場などは入っていないと思います。


そのほかにも問題点はあります。時価総額ベースのインデックス運用では当然時価総額の高い銘柄に投資が集中してしまうというリスクがあります。もう一つ問題点はその一番勢いのある株を高値で買うことになるかも知れないという点ですね。ITバブルのときのソフトバンクや光通信がいい例です。


そのような問題点を改善するため今アメリカで流行っているのが利益額ベースのインデックスや配当額ベースのもの、後は銘柄数と同じ比率のインデックスなどあります。


わたしも以前より時価総額ベースでの投資には問題点があるような気がしていました。しかし現在の日本で購入できるETFやインデックス投信では時価総額ベース以外のものはないような気がします(もしあれば知っている方教えてください)。


ですのでコストの安いインデックスファンドやETFでの運用は日本で投資する以上、時価総額ベースになってしまうというのは覚悟しなければなりません。


今検討している銘柄は①iShares S&P GLOBAL 100 Index②iShares MSCI EAFE Index Fund③iShares MSCI EMERGING MKT 

この三つくらいでしょうか(全て楽天証券で買えます)。あとはセクター別や国別のファンドもあるので興味があるのは組み入れようかなと思います。

前回からの続きになります。

投資において一番最初に決めるべき事柄は言うまでもなくアセットアロケーション(資産配分)だと思います。銘柄選定や投資のタイミングよりも資産配分のほうがはるかに重要なのです。


ただこのアセットアロケーションというものが意外と厄介でしてどのように決めていいのかは諸説分かれており、ベストな配分というのは結局個々人のリスクのとり方で決めるしかないようです。


とりあえず組み入れるアセットとして①株式②債券③キャッシュ、定期預金、MMFなど④その他たくさんあるオルタナ(商品、REIT、ヘッジファンド、PE)。これくらいですかね。


後はこれらのアセットをどのように組み入れていくかです。投資期間を長期で取るならほぼ100%近くを株式に投資していいと思います(過去の株式市場の上昇を見ると長期的には株式が一番リターンが高いです)。と言ってもいきなりわけも分からず株を買うのも抵抗があると思いますので、不安な方や短期的な値下がりに一喜一憂するタイプの投資家は債券を中心に組み入れたほうが安心ですね。


それでは私の場合ですが基本的にはキチンと分散されている株式に資産を100%投資しようかと思います。②の債券については現在日本の長期債を見ても1.8~2%くらいの間です。個人向け国債に至っては1%以下でしょう。ですのであまりにもリターンが低いためパスです。外債は利回りは一見高そうですが為替の変動でやられる可能性もありますのでこれもパス③のキャッシュ等は特に必要な生活費以外は持つ必要はないと思いますのでこれもパス。④あとはオルタナ商品ですが、これは今のところ保留というか検討中です。詳しく言うとコモディティーは金利(配当)を生まないのでこれはただのゼロサムゲームでパス。コモディティーを買うなら商品市況株を買いましょう。REITは世界的に加熱していてキャップレートがマイナスですので今は手を出しません(3~4年前くらいならアメリカですと10%以上の優良リートがごろごろありました。バフェットも買ってたみたいですね)。

ヘッジファンドはアブソリュートリターンを目指すという観点からは最高なのでしょうがいかんせんエンドの投資家に回ってくるのはやけに手数料が高く、そのくせリターンはガッカリというのが少なくありません。下手をすると詐欺ファンドに投資してしまう可能性もありますのでよっぽど信頼できかつ投資手法に納得できるものでないと手を出せません。PE(買収ファンドやベンチャーキャピタル投資など)は論外です。これは私もちょこっと業界にいたので分かりますがよっぽどの富裕層でなければ個人が投資するのは無理です(しかもそのファンドに投資するコネもしくはゲートキーパー的な人物がいないと無理)。ただブラックストーンやKKRなど海外の超一流PE会社が最近はIPOしとりますのでこれらの企業の株を買うのは可能だと思います。ただ個人的な意見としてはこれらの会社に投資してもあまりリターンはよくないと思います。旨みは結局ファンドの出資者が持っていき、我々に残るのは残りカスですから。


ながながと書きましたがとりあえず10億への道の最短ルートは株式投資が一番手っ取り早いと思いますのでアセットアロケーションは株100%ということで決定です。次回は銘柄選定などについて


今現在我が家の資産の状況は金融資産と不動産がトントンくらいです。以前は圧倒的に不動産でした。しかし以前所有していた不動産を売却したため急激にキャッシュの比率が上がりました。とりあえずこのキャッシュを運用してみようかなと思います。


現在所有している不動産もそろそろ老朽化してきておりますので、できるなら金融収入>不動産収入という形にしておかないとまずいのです。


脱線しますが現在の不動産市況はガンガンの強気です。私はバブル世代ではないのですがそれにかなり近い状況になっていると思います。クソみたいなワンルームマンションも結構強気なリストプライスです。投資利回りで見ると採算に合う物件というのはかなり限られていて、またそういう旨みのある物件は気の利いた業者が買ってるか、持ち主が売り止めています。90年代後半から2003年くらいまでの不動産不況が嘘のような話です(当時は青山や赤坂のビルが格安で手に入りました)。ですので出来れば所有物件は市況がいいうちに手放したいと思います。


話は戻りますが、現在考えている運用対象としては主に海外株のETFやインデックスファンドなどのコストの安いものを検討しております。それに加えてREITやヘッジファンドなどのオルタナもいいものがあれば組み入れてみたいと思います。次回はアセットアロケーションについて