目次

2つのゲーム攻略タイプ

面白いビルドとは

強いビルドとは

注目に値するビルドとは

まとめ

 

2つのゲーム攻略タイプ

TRPGに限らず、ゲーム全般においてとにかく自力で攻略する人もいれば、最適解を求めて攻略サイトを隅から読む人に分かれると思うのですが、わざわざこのブログを読みに来てくれる人は後者が多いのではないかと思います。

※ちなみに筆者は圧倒的に後者です

 

攻略が好きなら、効率よく強力なビルドを探す方法に興味がある人は多いでしょう。

 

経験的に、ネットで検索して目につきやすいのは

 

面白いビルド

強いビルド

 

の2つが多いです。これらについて、考察してみたいと思います。

 

面白いビルドとは

わざわざ定義することではないかもしれませんが、楽しさを感じるビルドです。

 

二次創作動画やブログを見て興味をそそられたなら、それは面白いビルドです。

 

ただ、戦術の観点からいえば、面白いビルドは「特定の状況で活躍できる」傾向があります。

 

実用的なビルドは安定性が高い一方で、一発屋系のビルドは不安定なことも多いです。

 

技能について、2021年に富士見ドラゴンブック編集部がTwitter(現X)でソード・ワールド2.5人気技能投票結果を発表していました。

 

 

ポストによると、人気順に

 

1位 フェアリーテイマー

2位 フェンサー

3位 コンジャラー

4位 プリースト

5位 ライダー

 

という結果でした。

 

筆者はプリーストが好きで、次にフェアリーテイマーといったところです。

 

筆者の知人はコンジャラーが圧倒的に多いです。

 

フェアリーテイマーは出来ることが多いので人気技能にランクインしていると推測できます。

 

注目すべきはフェンサーです。

 

多くの場合、フェンサーは高いクリティカル率を生かして戦うことが多いです。

 

単体攻撃が基本ですが、安定性の点からいえば実用性が高いのはグラップラーです。

 

フェンサーはクリティカルすれば強いですが、クリティカルしなければ弱いです。

 

攻撃面においては、ファイターやグラップラーと比較すると安定性に欠けます。

 

※レベル帯が上がって高ランクのマテリアルカードを使用できるようになると安定して最初のダイスロールではクリティカルするようになりますが、高レベル帯では攻撃障害を持つ複数部位の魔物に強い《薙ぎ払い》を習得できるファイターやバトルダンサーが使いやすいです。

また、単体攻撃に絞っても【ブリンク】を行使する真語魔法使いの魔物を考慮すると《両手利き》で3回攻撃できるグラップラーや《斬り返し》が宣言できる2Hファイターやバトルダンサーが使いやすく、アタッカー型のフェンサーは実用性の点でやや不利です。

 

「出来ることが多い」「ダメージに振れ幅がある」技能が人気になる傾向がある、といえるのではないでしょうか。

 

《必殺攻撃》を宣言して近接攻撃を行うことは、毎回同じことをしているのは事実ですが、結果に大きな違いがあります。

※毎度同じことを繰り返して異なる結果を求めるのはギャンブルの本質だという話もありますが、必殺フェンサー界隈に言うと悪口と思われるかもしれないので言わないようにしましょう

 

毎回することが同じで、毎回似たような結果になるなら、その技能は人気になる可能性は低いでしょう。

※プリーストに関していえば、RP重視のプレイヤーに好まれる傾向があります。どちらかというとプリーストは戦闘以外が楽しいです。

 

ビルドに関しても、似たようなことが言えるはずです。

 

強いビルドとは

定義は人によって異なる可能性がありますが、さまざまな状況を切り抜けられる(=汎用性が高い)ビルドのことです。

 

特定の状況において活躍できても、汎用性が高くなければ強いビルドとは言えません。

 

汎用性が高いということは、安定して性能を発揮できると言い換えることもできます。

 

定性的な点でいえば「どんな状況でも安定して役割を果たすことができる」ビルドは強力です。

 

また、ダメージディーラーは特にそうなのですが、数値(ステータス)は重要です。

 

レベル7の作成で他の前衛に対してファイターが相対的に強くなるのは、HPを上げる《タフネス》の自動習得が最大の理由です。

 

ビルドの楽しさを優先する人は、固定値を軽視しがちな傾向があります。

 

とはいえ、TRPGは楽しむためにするものです。

 

試したいビルドがあるなら、試すに越したことはありません。

 

一番の王道ともいえるファイターは、人気ランキングでは残念ながら圏外です。

 

ただ、後衛のエルフの魔法使いは誰よりもファイターを頼もしい盾役だと思っています。

 

筆者に関していえば、パーティの前衛の構成についてはファイターかそれ以外かの2種類と認識していると言っても過言ではありません。

※高レベル帯ならグラップラーも強力な選択肢です


ファイターが好きな人は少ないですが、後衛にとって一番有難い前衛は間違いなくファイターです。


注目に値するビルドとは

動画であれブログであれ、注目を集めるコンテンツには相応の理由があります。


TRPGの戦術に関していえば、注目を集める理由は以下の2つです。


・面白いから

・強いから


以上の要素のうち、少なくとも1つは満たしていると考えられます。


両方とも満たしているビルドもないわけではありませんが、一ついえることがあるとすれば、注目を集めているにも関わらず面白いと感じる要素がないのであれば、それは強いビルドだということです。


筆者がソード・ワールドを始めた頃は、オリジナルシナリオではなく公式シナリオの卓でPL参加することが多かったため、殺意の高い調整が多いと言われる公式シナリオを無事にクリアするべく、様々な構成を考えてきました。


敵の構成が分からない状況では、汎用性の高い構成が望まれます。


まとめ

面白いビルドは、やることが毎回変わるか、振れ幅がある傾向がある


強力なビルドは、汎用性の高さと数値(ステータス)が鍵


注目を集めるビルドは、面白いビルドか強力なビルドのいずれかが多い


次回