目次

シナリオ進行の基本

台本作成型

アドリブ型

大事なこと

まとめ


シナリオ進行の基本

sw2.5のような、戦闘が重要なTRPGにおける典型的なシナリオ進行の一例は、


プロローグ

調査・探索

戦闘(遭遇戦)

調査・探索

戦闘(ボス戦)

エピローグ


というものです。


日常→非日常の演出のためには、まず日常に相当する調査・探索パートを行ってから、戦闘パートに進むとよいでしょう。


遭遇戦の難易度は、ボス戦よりも易しくします。


遭遇戦は、パーティの戦力を把握し、ボス戦の難易度を調整するのに役立ちます。


ボス戦はクライマックスにあたるフェーズです。


遭遇戦とボス戦の間には、十分な調査・探索を挟むとよいでしょう。

 

より詳細なシナリオ進行は、GMによって異なります。


今回は、主にオリジナルシナリオにおけるGM別タイプを考察します。


大別すると、台本を作成する派と、アドリブを中心にストーリーを進める派の、二つのタイプがいます。


筆者の知人の場合、どちらかというと台本を作成する派が多いですが、アドリブ型の人もいます。


台本作成型

シナリオの道筋があらかじめ準備されていて、RPGの要領でシナリオを進めて行きます。


筆者の場合、オリジナルシナリオ作成では必ず伏線や細かな設定を意識するので、台本は必須です。


登場人物等の細かな設定に向いているため、世界観の作り込みに適しています。


物語として綺麗にまとまっているシナリオを作るなら必ず台本を作ることになるでしょう。


このタイプのシナリオは、第三者に頒布する用途にも適しています。


筆者はしていませんが、趣味で小説を書くような人はこちらのタイプになると思います。


ソード・ワールドの場合、シティアドベンチャー系のシナリオは台本作成型が適しているでしょう。


アドリブ型

詳細な台本は用意せず、アドリブ中心に動きます。


前述の台本作成型が、複数卓で回す用途(オンライン頒布、コンベンション等)に適しているのに対して、アドリブ型は身内卓に適しています。


よく集まるメンバーのノリで回すのに最適です。


「類は友を呼ぶ」と言うように似た者同士で集まっているなら、多くの人に向けて作られる傾向がある台本構築型よりも、アドリブ型がいいかもしれません。

※言うまでもないことですが、公式シナリオは台本作成型です


筆者の場合はシティアドベンチャーが大好きなので、アドリブ型はとことん相性が悪いです。


大事なこと

どちらが優れているということはなく、自分が得意なスタイルで始めてみることが大事です。


台本作成型は、慣れないうちはPLの予想外の行動に戸惑うことがあるかもしれません。


アドリブ型は、PLの提案が重要なため、合わないPLもいるでしょう。


完全な台本作成型、アドリブ型である必要は必ずしもありません。中には中間的なスタイルに落ち着く人もいるでしょう。


まとめ

台本作成型は、物語として綺麗にまとまったシナリオを作るのに適している


アドリブ型は、身内卓に合わせて作るのに適している


自分が得意とするスタイルで始めてみることが大事


次回