70年代、ネットもCDも、もちろんダウンロードコンテンツもない時代、ロックファンが情報を仕入れたのは、数々の音楽雑誌でした。
そして当時の音楽雑誌には、必ずと言っていいほど、西新宿をはじめとしたブートレッグLPの広告ページがあり心ときめいたものでした。
当然、ブートレッグの詳細な情報などほとんどなく、その頃はすくない小遣いで、ジャケットと曲目等をみながら購入していたため、購入して聴いてみると、歓声でほとんど聞こえないライヴ盤や他のアーティストの楽曲をビートルズと偽って収録していた。。など日常茶飯事な状態でした(笑)
今となっては懐かしい想い出ですが、そんな当時を彷彿させてくれるビートルズのアイテムがポールの来日記念でリリースされていました。
【The Beatles「LIVE AT SHEA-STADIUM 1964」】
1. Introduction
2. Twist And Shout
3. You Can't Do That
4. All My Loving
5. She Loves You
6. Things We Said Today
7. Roll Over Beethoven
8. Can't Buy Me Love
9. A Hard Day's Night
10. Boys
11. Long Tall Sally
-ボーナストラック-
12. Please Don't Bring Your Banjo Back
(from Christmas Record 1966)
13. Everywhere It's Christmas
(from Christmas Record 1966)
14. What's The New Mary Jane
(Abbey Road Studio, 14th August 1968)
簡単に説明すると、昔から伝説となっていたビートルズのシェア・スタジアムでの高音質ライヴとしてリリースしつつも、内容はハリウッド・ボウルのライヴ。。というアルバムです(笑)。
【メーカーインフォ(抜粋)】
この名盤の内容は正式にライブ・アルバムのリリースを前提とした1964年のハリウッド・ボウル・コンサートがメインとなります。
都合二年連続でレコーディングされたハリウッド・ボウルでのライブでしたが、当初は64年8月23日のライブが録音された段階でアルバムのリリースが検討され、アセテート盤まで作られました。
このアセテートが何者かによって持ち出され、しかも音質の良いサウンドボード録音ということからさまざまなLPアイテムが作られたものです。
専門誌やマニアの間で未だにバイブル扱いされる「辞典」によれば、アセテートを元にしたLPアイテムは「THE ONLY LIVE RECORDING」と「BACK IN 1964 AT THE HOLLYWOOD BOWL」の二つがこのアセテートのオリジナル・リリースとなるそうです。
OG盤は「THE ONLY?」とよく似た状態で収録しているのですが、それにあったような「Can't Buy Me Love」での音飛びがここではないのです。
にもかかわらず「You Can’t Do That」の後のポールのMCで起きる音飛びやアセテート固有のノイズなどは同じであり、一聴すると「THE ONLY?」をコピーしてイコライズしたかのように映るのですが、
例の音飛びがないことが大きな謎となっています。それでいて「BACK IN 1964?」で音飛びが起きていた「If I Fell」が未収録というのがまた謎でした。
何はともあれOG盤のハリウッド・ボウルのパートが高音質であることは事実であり「辞典」においても「他のアイテムより音が良い」と書かれていました。
その割に当時のLPアイテムによくあった、LPが余った部分をファンクラブのクリスマス・レコードで聴けた曲「Everywhere It's Christmas」で埋め、ハリウッド・ボウルなのにシェイ・スタジアムとしてリリースしてしまった点が時代を感じさせます。何しろ当時はラスト・コンサートと名打たれておきながら、実はシェイ・スタジアムといった内容誤認のリリースが当たり前でした。音がいい音源だし…いつのライブだから解らないけれど、とりあえずあの有名なシェイってことにしておこう、そんなところかと。
今回も初回プレス、OGには珍しいホワイト・レーベルでリリースされたオリジナルLPに細心の注意を払ってCD化しましたので、この曲ではクリアーな状態がさらに際立っています。
もちろん「BACK TO BASICS」CDからコピーした訳ではありません(笑)。
今をもって謎めいたクオリティの高さを誇るOGの名作ですので、後に赤いジャケットのコピー盤まで作られています。
おまけにCDでもこのタイトルの紙ジャケ盤がリリースされたことがあったのですが、そこでは正真正銘シェイ・スタジアムのライブに差し替えられていました。
それでは意味がない!今回はレジェンダリーでビンテージなOG盤の再現を徹底的にこだわり、ハリウッド・ボウルと「Mary Jane」にピッチ調整を施した以外は懐かしの名盤そのまま。
マトリクスの一部が半田ごてで消されていたせいで再生終了後に針を傷めるのを心配する必要もありません(笑)
2015年に蘇ったOGのビートルズ名盤を限定のプレスCDにてお楽しみください!
70年代、ビートルズのライヴといえば、シェア・スタジアムが人気トップのアイテム、武道館、ハリウッド・ボウルがほぼ同列で人気のあったアイテムだったと思います。
そんな当時が蘇るアイテムです(笑)。
さらに特別企画として、初回ナンバー入りステッカー付き限定で、ハリウッドボウル公演を収録したビンテージ・アナログ盤「THE ONLY LIVE RECORDING BEATLES 1964」を原盤より復刻したボーナス・ディスクが付属していました。
【THE ONLY LIVE RECORDING BEATLES 1964】
Hollywood Bowl, Los Angeles, CA, USA 23rd August 1964
初回リリース分にはビートルズの64年ハリウッド・ボウルのライブ音源を収録したビンテージLP「THE ONLY LIVE RECORDING BEATLES 1964」を復刻したCD-Rが付属します。曲目をご覧になればわかるかと思われますが、OGの「LIVE AT THE SHEA STADIUM」はハリウッド・ボウルのパートが不完全収録でした。それ以前に音質が劣る状態で「If I Fell」と「I Want To Hold Your Hand」を中心とした抜粋収録が『HOT AS THE SUN』としてリリースされたこともありましたが、いずれにせよ完全版ではありません。そこでハリウッド・ボウルを収録したLPの草分けであったLP「THE ONLY LIVE RECORDING BEATLES 1964」を初回オンリーのボーナス・アイテムとしました。
正に初期のLP然としたスタンプ・ジャケットだけでもマニアならば触手が動くことでしょう。それにこれを聴いていただければポールのMCで起きる音飛びがまったく一緒であり、OG盤が本タイトルのコピーでなかったとしてもルート的に近い音源であったことを実感してもらえるはず。さらには「辞典」などで触れられていたアセテート再生時に入ってしまった「Can’t Buy Me Love」における音飛びがまた生々しく収録されているのです。
今やハリウッド・ボウル音源に関しては今回のモノラルはもとより、ステレオ音源までCDで充実している時代です。音質的にもそれを超えるものではありませんが、ジャケット・デザインだけでなく音質がまた正にビンテージと呼ぶにふさわしく、OG盤の参考資料としてはもちろん、懐かしのLPが手軽に聴けるアイテムとしてもマニア歓喜のボーナス・アイテムでしょう。実質的に懐かしのLPアイテムのカップリングとも言える初回リリースを是非お見逃しなく!
特典を含め、2枚ともにハリウッド・ボウルのライヴ盤ということを理解しつつも3,000円という微妙に買いやすい価格だったため、懐かしさで衝動買いをしたアルバムですが、なんともマニアックな買い物でした(爆)。