1967年、イギリスでピーター・ガブリエル(ヴォーカル)、アンソニー・フィリップス(ギター)、トニー・バンクス(キーボード)、マイク・ラザフォード(ベース)、クリス・スチュアート(ドラムス)により結成された"ジェネシス/Genesis"。
1970年には、ピーター・ガブリエル、マイク・ラザフォード、トニー・バンクスに加え、メンバーチェンジにより新たなメンバーとしてフィル・コリンズ、スティーヴ・ハケットが加入。
「怪奇骨董音楽箱/Nursery Cryme(1971)」「フォックストロット/Foxtrot(1972)」「月影の騎士/Selling England by the Pound(1973)」「眩惑のブロードウェイ/The Lamb Lies Down on Broadway(1974)」を次々とリリースし、プログレッシブ・ロック・バンドとしての評価を確立、ピーター・ガブリエルの演劇性の高いパフォーマンスも評判を呼び、第1期黄金期を迎えました。
しかし、それも長くは続かず、1975年にバンドのフロント・マンであったピーター・ガブリエルがバンドを脱退。
その後、スティーヴ・ハケットも脱退し、残された3人は、バンドのポップ・センスを強め、アメリカでの成功を収め、第2期黄金時代を迎えてゆくことになります。。
そして今年、BBCが制作するジェネシスのドキュメンタリーのためにピーター・ガブリエル、マイク・ラザフォード、トニー・バンクス、フィル・コリンズ、スティーヴ・ハケットの5人が1975年以来、39年ぶりに集まり、ジェネシスのドキュメンタリーの制作に全面協力しているそうです。
オフィシャルのアーティスト写真も、とても良い雰囲気で、いますぐにでも再活動しそうです(^^ゞ。
ドキュメンタリーはバンドの全キャリアを対象にしたもので、数カ月にわたって制作されており、初出の未発表アーカイブやレア・パフォーマンスなども含まれる予定とのことで、日本でも放送を期待したいところです♪
今回は、この5人により1972年に制作されたアルバム「フォックストロット/Foxtrot」の1曲目に収録され、近年のスティーヴ・ハケットのライヴ等でも披露されることの多い「ウォッチャー・オブ・ザ・スカイズ/Watcher of the Skies」をご紹介します。
【Genesis - Watcher Of The Skies - Midnight Special - 20/12/1973】
ピーター・ガブリエルのパフォーマンスに思わず釘づけになってしまいます(^^♪
1996年、スティーヴ・ハケットがゲストにジョン・ウェットン、ビル・ブルーフォードなどを迎え制作したアルバム「Genesis Revisited」発売記念で開催された来日公演では、ジョン・ウェットン、イアン・マクドナルド、チェスター・トンプソン、ジュリアン・コルベックとバンドを結成し素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。
【Steve Hackett - Watcher Of The Skies - Live Tokyo 1996】
このバンドも素晴らしいパフォーマンスです♪
いまのところ、ジェネシス・ドキュメンタリー番組の放送時期などは未定のようですが、ピーター・ガブリエル、マイク・ラザフォード、トニー・バンクス、フィル・コリンズ、スティーヴ・ハケットの5人によるパフォーマンスをぜひ見たいものです。。