柴田まゆみ「白いページの中に」(1978)。。。1枚のレコードで引退した柴田まゆみの今も歌い継が | マジカル・ミステリー・ミュージック・ツアー

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1960年代から1980年代の洋楽・邦楽の雑記帳です。

柴田まゆみ。。

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1978年第15回ポプコンつま恋本選会で「白いページの中に」が入賞曲となり、同年8月25日にシングル「白いページの中に/今日もどこかで」デビュー。

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当時、人気のあったラジオ番組「コッキーポップ」でも、テーマ曲(1978年7月~9月)として使用されるなど、順調なデビューを飾った柴田まゆみでしたが、その後、新曲がリリースされることがなく、たった1枚のシングルを残して引退。

独特の雰囲気をもつジャケット、当時のニューミュージックと一線を画したようなサウンドがとても印象的でした。

【白いページの中に/柴田まゆみ(1978)】

こちらは貴重な本人出演の動画です。
【白いページの中に/柴田まゆみ】
*埋め込み無効のためYouTubeでご覧下さい。

ギターの弾き語りが意外でした(^^ゞ

柴田まゆみは、1992年頃から活動を再開し、デモテープを制作。
一部の曲が関西エリアでCMに使用されるなど、話題になりましたが、結局、リリースされることはありませんでした。。。

しかし、2004年に突然として1992年に録音したデモ音源と「白いページの中に」のオリジナル・バージョンとセルフカヴァー・バージョンが収録されたCD「白いページの中に and more tracks」がリリースされ、ファンをびっくりさせました。

【白いページの中に and more tracks (2004)】
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あの不朽の名作「白いページの中に」(1978年作品)を収録した柴田まゆみの幻のDEMO音源(1992年7月録音)が長い年を経て今、ここに甦る!!
1.白いページの中に (Original Version)
2.今日もどこかで (1st Single B-Side)
3.長い夜
4.雨よ
5.Smile Again
6.夜明け前
7.TSU・BU・YA・KI
8.その時まで
9.蜃気楼
10.白いページの中に (Self-cover Version)


本アルバムのリリースにあたっては、柴田まゆみ本人がコメントを発表しています。
「白いページの中に」でレコードデビューしてから、二十数年。
レコードからCDへと移行した事も、もう随分昔の出来事の様に感じられます。
一枚のレコードを出したきりで、その後は全く普通の生活を送ってきた私にとって、今回のアルバムリリースのお話は、まさに"寝耳に水"でした。
元来、次々と曲が出来るタイプではなく、作品の数は少ないけれど、そのうちの何曲かが今回こういう形で、皆さんに聴いて頂ける機会に恵まれた事に、とても感謝しています。
アルバムにはデビュー当時の作品から20代30代と、その時々に創った作品が収められていますので、年齢を問わずたくさんの方にぜひ聴いて頂きたいと思っています。
そしてこのアルバムを聴いて下さった皆さんの胸に、少しでも響くものを届けられたら幸いです。
柴田まゆみ

「白いページの中に」は、その後、数多くのアーティストによって歌い継がれ、あみん、笠原弘子、Chieri(伊藤智恵理)、上原多香子、岩崎宏美、まなかな、八神純子らがカヴァ―を発表しています。

2012年に八神純子がラジオ番組「コッキーポップ」で人気の楽曲をカヴァーした15年ぶりのアルバム「Vreath(ブレス)~My Favorite Cocky Pop~」で聞かせてくれた「白いページの中に」のカヴァーもリスペクトを感じさせてくれる素晴らしいカヴァーでした。

【「Vreath(ブレス)~My Favorite Cocky Pop~」 / 八神純子】
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柴田まゆみは、1992年のデモ音源録音後、マイペースにライヴ活動やラジオ、TV出演を行い、2011年にもTV東京の「名曲ベストヒット歌謡」に出演しています。

たった1曲でその名を残し、歌い継がれてゆく「白いページの中で」。。
今聴いても新鮮で、後世に残したい名曲だと思います。。