昨日に引き続き、ジョージ・ハリスンのいい仕事をご紹介です♪
1973年11月リリースのアルヴィン・リー&マイロン・レフェーブのアルバム「On The Road To Freedom」。
1969年のウッドストック・フェスティバルでの「I'm Going Home」の早弾きで一躍スターとなったTen Years Afterのギタリストアルヴィン・リーとクリスチャン・シンガーとして活躍しているマイロン・レフェーブによる本アルバムにジョージは参加し、後に自身のアルバム「Dark Horse」(1974)でセルフカヴァーすることとなる「So Sad (No Love Of His Own)」を提供、自らもミュージシャンとして参加しています。
ジョージとアルヴィン・リーの接点はよくわからないのですが、ジョージは、4回ほどアルヴィン・リーのアルバムに参加しており、素晴らしいギターを聴かせてくれています。
【ジョージ・ハリスンとアルヴィン・リー】
今回は「So Sad (No Love Of His Own)」をご紹介します。
【So Sad (No Love Of His Own) / Alvin Lee & Mylon LeFevre】
So Sad (No Love Of His Own)
Drums:Mick Fleetwood
Guitar:[12 String]:Ron Wood
Guitar&Backing Vocals:Alvin Lee
Guitar, Slide Guitar, Bass, Backing Vocals [Harmonies] :Hari Georgeson*
Lead Vocals, Backing Vocals [Harmonies]:Mylon LeFevre
Written-By:George Harrison
この「So Sad (No Love Of His Own)」には、豪華ミュージシャンが勢揃いしており、ジョージのほかにもドラムにミック・フリートウッド(ミックのソロアルバムだけでなくここでも共演していました)、ギターにロン・ウッド、そしてアルヴィン・リーとマイロン・レフェーブというメンツ。
ジョージは、契約の関係上、よく利用する別名”ハリー・ジョージソン”としてクレジットされています。
【2000年のジョー・ブラウンの結婚式にて】
左から3番目にRoger Glover、その隣にAlvin Lee、
Georgeが肩を抱いているのはロジャー・グローバーの娘Leslie Gloverです。
アルヴィン・リー&マイロン・レフェーブの「So Sad」は、レイドバックした演奏がとても心地良く、ジョージのスライド・ギターもいいアクセントになっています。
ひょっとするとジョージのバージョンよりもいい仕上がりかもしれません。。
【So Sad / George Harrison】
So Sad / George Harrison
Guitars&Vocal:George Harrison
Drums:Ringo Starr & Jim Keltner
Piano:Nicky Hopkins
Bass:Willie Weeks
ジョージのバージョンも、リンゴ・スター、ジム・ケルトナー、ニッキー・ホプキンス、ウィリー・ウィークスと豪華なメンバーによるレコーディングとなっています。
アルヴィン・リーは、この曲のレコーディングには参加していませんが、「Dark Horse」収録の「ディン・ドン」には、ギターで参加しています。
ジョージがアルヴィン・リーの作品に参加した最後は1993年。
20年に亘る交流は、ギタリスト同士として共通項はあまりないように思いますが、共鳴し合える関係だったのだと思います。。。