デラ・セダカ「星空のエンジェル・クィーン」。。1000年女王の主題歌を収録したアルバムはデビッド | マジカル・ミステリー・ミュージック・ツアー

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1960年代から1980年代の洋楽・邦楽の雑記帳です。

デラ・セダカ。。
「おお!キャロル」「恋の片道切符」「カレンダー・ガール」等、50年代末から60年代初期にかけてのヒットでお馴染みのニール・セダカの娘。
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1978年にデビッド・フォスターのプロデュースでデビューしたもののヒットには結びつかず。。。
しかし、1980年に父ニールとのデュエット曲「面影は永遠に/Should've Never Let You Go」が全米21位のヒットとなりました。

そんなデラ・セダカが一躍、日本で有名になったのは、「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」で爆発的なアニメブームを作り上げた松本零士の「銀河鉄道999」に続く作品となった「新竹取物語 1000年女王」映画版「1000年女王」(1982)の主題歌「星空のエンジェル・クィーン」を歌ったことがきっかけでした。
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【Angel Queen / Dara Sedaka】

もともと、この映画の音楽を担当することとなった喜多郎が、主題歌を歌う歌手を探しており、数年来の友人であったデビッド・フォスターに相談したところ、デラ・セダカを紹介された。。そんなエピソードが残されています。

「星空のエンジェル・クィーン」は、当時のオリコンチャートでも最高位11位(洋楽チャートでは2週連続1位)になるなどヒット、デラもプロモーションで来日し、「夜のヒットスタジオ」に出演、喜多郎や、ペイジズのふたりをコーラスに、この曲を歌ったそうです。(どっかに動画アップされてないかなぁ。。)

そして、この1982年には、デビッド・フォスタープロデュースによるアルバム「ガール・フレンド」が発売されています。
【I'm Your Girl Friend / Dara Sedaka】
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このアルバム、デビッド・フォスターが絡んでいるだけあって、ギターにスティーヴ・ルカサージェイ・グレイドンが参加、デビッド・フォスター自身はキーボードをプレイ、またシンセサイザー・プログラミングに、スティーヴ・ポーカロ、バック・コーラスには、ペイジズ、若かりしブライアン・アダムス!(1曲提供)と贅沢極まりない作品となっています。
アルバムの内容が悪いわけがなく、AORの隠れた名盤として人気のある作品になっています。

ということで、もう1曲、「ジャスト・セイ・アイ・ラヴ・ユー」をご紹介します。

【Just Say I Love You / Dara Sedaka】
心地よいコーラスとホーン。。
デラの伸びやかで若々しい歌声も素晴しいです♪

残念ながらこのアルバム、日本以外ではCD化されていない模様。。(日本でも初CD化は2004年でした。)

実を言いますと、ブロ友さんのぽんぽこ(pon*o*ozer*)さんが、ブログで自身が演奏された「星空のエンジェル・クィーン」を聞いたのがきっかけで、「あーっ、この曲好きだったなぁ。。」と当時を思い出して、聴きたいなぁと思っていたところ、偶然にも先週、新宿のディスク・ユニオンで、このCDを発見ラブラブ!!!、即ゲットしました♪
ぽんぽこさん、ありがとうございました!

【ぽんぽこさんのブログ】「思い出したので弾いてみる」 http://blogs.yahoo.co.jp/ponpokozero/61249640.html

デラ・セダカは、この後、96年にジャズアルバムを発表しています。(日本表記はダラ・セダカ)
【What's New / Dara Sedaka】
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すっかり大人になったデラのジャズ・スタンダード集です。

それにしても、デビッド・フォスター。。
80年代前後のプロデュース作品は、ハードな音づくりからソフトなものまでバラエティに富んでいて、若き才能がほとばしっていますね♪

機会があれば、ぜひデラ・セダカの「ガール・フレンド」聴いてみて下さい。

【プチ情報:1000年女王の正体。。
1000年女王のヒロイン・雪野弥生は、その後の松本零士作品の中で、『銀河鉄道999』に登場するメーテルの母・プロメシュームであることが描かれており、「1000年女王」は『999』の前史、メーテルの母・プロメシュームの物語ということが明確にされました。