【「オスグッド」と「成長」の考え方】
SPEC Physical Performance Academyの平澤です。
成長期のアスリートの来店理由として多い「オスグッド」。
ひざ下の出っ張り部分に痛みが出ることをいいますが、一般的には成長痛という解釈になっていることが多いです。
「成長している間は痛いよ」
「専用のサポーターしてね」
「痛みがある間は休みましょう」
「ももの前が硬いのでストレッチをしましょう」
このように言われたという話をよく聞きます。
そして「成長期の間は痛みが続いて、休むかサポーターをして痛みを我慢しながらプレーするしかない」とあきらめている方が多いのも事実です。
そこで「全国からオスグッドの選手に来店いただき、8割が1回の施術で元気にプレーに復帰している」という経験と、20年目理学療法士として培った知識をもとに、SPECの観点から「そうではない」という可能性を持っていただくお話をします。
お子様がオスグッドになって悩まれているご家族は、おそらく周りの方から話を聞いたり、ネットで検索したりして概要はつかまれていると思います。
そこで、一般的にみなさまがイメージしている内容を分かりやすくまとめてあるOMURONのサイトからオスグッドの説明を引用し、SPECに基づいた解釈をしてみたいと思います。
まず、オスグッドのに関する単純な疑問です。
「成長痛だから」というけど、みんな成長しているのになんで痛みが出る人と出ない人がいるの?両方の脚は同じように成長しているのになんで片方だけ痛いとかがあるの?
こういう話をしたときに、このように答えていただいたことがあります。
「それは、人によっても違うし、バランスが崩れていて片方に負担がかかることもある」
答えに困ってとっさに出そうですよね。
ですが、その通りだと思います。
つまり、痛みが出るのは、
人によって使い方がズレていたり、バランスが崩れていたりして膝の下に負担がくるような状態になっているからであって、成長しているからではない
ということになります。
したがって、今オスグッドで悩んでいても、膝の下に負担がこなくなれば、痛みの無い成長期の選手と同じように痛くなくなるということです。
結果、オスグッドの痛みの原因は”成長”ではなく、”体の使い方”だということです。
では、あなたとお子さんが悩んでいるオスグッドをどのように解釈したらよいのでしょうか。
もう少し詳しくみてみましょう。
「オスグッド」と「成長」の考え方②~成長は「要因」だが「原因」ではない~
SPEC Physical Performance Academyの平澤でした。
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