SPECでスポーツ能力開花!
山梨県昭和町のスポーツ花咲かセラピスト平澤です。
フォームとは?
フォームと聞くと、「大切だ」と思う人もいれば、「型にはめる」「動きを制限する」と捉える人もいます。
ではSPECにおいてはフォームをどのように考えているかお話しします。
フォームとは、
動きの平均的な傾向であり、自由に動くための秩序
であると考えています。
例えば、霧吹きで空間にシュッと一吹きするとします。
そうすると、水の粒たちは空気の流れやちりやほこりにぶつかって上下左右にランダムに動きますね。
ですが、水の粒は重力にひかれますので、「下」に落ちていきます。
したがって、水の粒はランダムに自由に動いてはいるが、全体的な動きの平均としては「下」という傾向を持つということです。
これを「上だ」という人はおそらく誰もいないと思います。
同じ水の粒ですが、湯気を見た時に全体的な動きの傾向を「下だ」と感じる人はいないですよね。
すべての人が「上だ」と感じるわけです。
このようにみなさんも日常生活において、ある現象についての傾向を常に感じて、それを利用しながら生活しているのです。
「動き」という現象についても同様に「平均的な傾向」があり、それが「霧吹きの水」と「湯気」のように動作特性によって傾向の違いがありますよ、ということなんです。
ですが、人は自然現象のように、「ランダムの中に秩序が立ち上がる」というのが難しいのです・・・
本当はその方が理想的なんだとは思いますし、無意識に感じ取って活かせている人もいます。
でも私も含め、大抵の人は、癖やケガ、指導や競技特性、遺伝などの影響で自分に合った秩序を活かせない状態になっています。
そして良くも悪くも、自分とは真逆の秩序の中でも動けてしまうので、力を十分に引き出せなかったり、ケガにつながったりということになってしまいます。
そこで、フォームという一つの傾向を知ることで、自分が自由に動けるための秩序に気が付くことができるということなんです。
当然、自分に合わないフォームを伝えられれば「制限」と感じますし、合うフォームを伝えられれば「自由」と感じるわけです。
もう一つ勘違いしないで頂きたいのは、この秩序は動きそのものではないということです。
秩序は動きの奥底にあり、一つ一つの動きそのものではなく、「全体的に見たらそういった傾向にあるね」というものです。
ですので、最終的に感じていただきたいのは、一場面を切り取った「形」なのではなく、フォームを通した「傾向」であり、それにともなう自由で開放された動きの感覚なのです。
SPECでスポーツ能力開花!
山梨県昭和町のスポーツ花咲かセラピスト平澤でした。
・なんで一つの動きで別のところの動きも変わるんですか?
・「合う」ってどういうこと?
・動作特性ってなんですか?
・身体の使い方の違いはなぜ生まれるのですか?
・パフォーマンスアップにどうしてSPECが必要なの?
・身体に合う使い方と痛みとの関係は?