弁護士の夏期講習? | 法律税務研究会ブログ

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1 ときに,弁護士は,相談者から,「先生は六法全書を暗記しているのですか。」という旨のご質問を受けることがあります。もちろん,暗記はしていません(できません。)。

2 出版社から出版される「六法」という本に含まれる法令数は,毎年(多くは増える方向で)変わり,また既存の法令も,適宜改正がなされます。

  このように,弁護士が実務で使う法令も変わっていきますし,法令が変わらなくても,新しい裁判例や解釈が生まれてきます。ですので,弁護士は,弁護士になった後も,法律の勉強を続けなければなりません。しかし,多くの弁護士は,多忙であり,なかなかまとまった時間をとって勉強をすることができません。

3 毎年,8月上旬ころ,弁護士会において,「夏期研修」といって,研修を連続して受講できる期間があります。今年は,8月1日から3日までの間です。

私は,この夏期研修の時期ばかりは,最低限,勉強の時間をとって,知識をブラッシュアップしたり,新しい知見を積極的に得たりしようと努めます。

普段忙しくしていても,この時期には,学生時代に塾や予備校の夏期講習に通っていたころの気持ちが思い出されます。真夏に,休みをとって,勉強をするところが共通だからでしょうか。何か懐かしく,ほのぼのした気持ちになります。

 

(吉岡 良太郎:弁護士)