定期的に、ラジオに出演しています。
MBSラジオ、月曜日の午後6時30分から「弁護士の放課後。ほな行こか~」という番組です。番組名からして、ゆるい感じなのですが、弁護士の仕事以外の側面も知ってもらって、弁護士の敷居の高さを少しでも下げ、結果として、需要を増やして行こうという趣旨(と思われる)番組です。私は、趣旨に則って、趣味の話ばかりしています。
さて、昨今、弁護士も増えてきて、その敷居も低くなったと思っていたのですが、まだまだ敷居は高いようです。やはり、「弁護士を立てるほど大事ではない」とか、「弁護士を立てると大事になる」とかという言い方をする方が多く、我々は「大事」にならないと呼ばれないんだなあと思う事もよくあります。しかし、大事になる前に行動をおこした方が良い結果が得られることは、経験上間違いないことです。
この敷居が高い感はなぜなんでしょう。お金なんでしょうか。弁護士の法律相談料は、一般的に30分5000円(消費税抜)です。自分が弁護士だからいうのではないですが、30分で5000円のものって、そんなに珍しくないですよね。新幹線や美容院、観劇もそんなものではないでしょうか。そうすると、お金ではない。ひょっとしたら、この「弁護士」という職業名にあるのかもしれません。「紛争解決士」とか、「トラブル・アドバイザー」とかでも、いいのかもしれませんが、志望者が減りそうですね。
(広瀬 元太郎:弁護士)