こんばんは。白衣を脱いだ広島の薬剤師あかねです。
昨日までの豪雨が東に移動し、被害地域が拡大しています。
床上浸水の映像を目にするたび心が痛みます。
明日も豪雨の可能性が出ているため、避難を含め早めの行動に心がけようと思っています。
被害がひどく、このような時期に書くことは、適切では無いかもしれません。
しかしこれからも来るであろう『今までに経験したことの無い災害』から命を守るために敢えてお伝えさていただきます。
4日前の熊本で、避難指示が出た地域の何%の人が避難したのかをご存じでしょうか?
実は・・・0.2%の人だけが実際に避難したのです。
この割合は、2年前に起こった西日本豪雨災害の時とほぼ同じくらいだったのです。
2年前いや昨年は千葉で台風被害があり、毎年『今まで経験したことの無い災害』が来ているのに、変化しない意識。
そこにいったい何があるでしょう。
正常性バイアスの怖さ
多少の異常事態が起こっても、それを正常の範囲内としてとらえ、心を平静に保とうとする働きのことです。
「自分だけは大丈夫」という根拠のない思い込みから来ているのです。
確かに、自分を取り巻いていることに、イチイチ反応していたら、疲弊してしまいます。
だから自分を保護する意味で『正常性バイアス』は働くのですが、度が過ぎると、避難指示が出ていても避難しないということが起こります。
テレビでは「もっと早く情報があれば」「はっきり言ってくれれば」と言われている方もいました。
このセリフは、新型コロナウィルスの行動自粛要請の時にも出ていました。
その反動で自粛警察やマスク警察と呼ばれる人たちが出始め、今度はそれらの行動を批判する報道も出ていました。
はっきり言わせてもらいます。
どこまで子どもなのですか!
人の指示がないと、
自分の命を守ることが出来ないのですか!
言い訳、自己弁護辞めませんか!
自分の行動は自分で決断しませんか、
それが無駄な行動だったとしても。
自分で決めた行動であれば、避難して解除後に帰宅しても後悔しませんよねぇ。
「今回は必要なかったねぇ。無駄足だったかもねぇ」って笑って話せるのだって、生きているからですよねぇ。
もう一度言わせてもらいます。
『今まで経験したことの無い災害』はこれからもず~っと来ます。
だから、自分で決断し、行動してください。
くれぐれも自分の命を「たぶん大丈夫」という根拠のない思い込みに預けないでください!
テレビではこれからの豪雨の予測や土砂災害の危険度が流れています。
これ以上被害が拡がらないことを祈りつつ・・・