昨年観た「三ヶ月でマスターする世界史」で、講師の先生が中国やモンゴルの歴史から世界史を学び直せと仰っていたので、やっと読めそうな本を借りてきました。
番組は見たけど、そこまで理解が深まらなかった。基礎が出来てないんだと思う、自分。
両陛下がモンゴル訪問をされた時、張り切って図書館に行ったけど、その時は目に止まりませんでした。
著者は百田尚樹氏。
政治家として話しているのを見る分には、
絶対気が合いそうにない タイプ。
でも、わかりやすい内容です。
陳舜臣さんの「十八史略」みたいな構成になっています。
今一巻を読んでいるところですが。
既にモンゴル人強すぎになる準備が整ってます。
島国の日本人とは全然違います。
良くも悪くも超シビア。命に対しても。
序盤から、花嫁は略奪してくる(テムジンの母)わ、テムジン(チンギス)が異母兄弟と揉めて異母兄を殺すわ。
家畜も奪ったり奪われたり。
昔読んだ村上春樹さんのエッセイに、
モンゴル人は草原で狼を見つけると必ず殺す
というエピソードが書いてありましたが、生きていく為の環境が厳しいです。
チンギス・カン率いるモンゴル軍は、最終的にヨーロッパまで征服するわけですけど、
いまだにハンガリー辺りで子供がぐずると、
モンゴル人が来るよ
と言って大人しくさせるそうですから、恐怖がDNAレベルで染み付いてるんだと思う。
何だか凄いカルチャーショック。
ですが、今まで少しも理解できなかった旧約聖書の不条理な世界がわかってきそうな気がします。
だって地続きだし、彼らも羊を飼っていたから。
アレクサンドロス三世とチンギス・カンは大帝国を作り上げたという点では同等のようですが。
騎馬民族は常に移動していて、
今いる場所が本拠地みたいなもの。
マケドニア兵みたいに故郷に帰りたくなったりしないみたい。
これは強い。
中国が元から明に変わった時も、ただ北へ退いただけで、滅亡とは違うらしいです。
このシリーズを読めば、間違いなく世界史観が変わると思います。
お勧めです。






