このたび、ご縁をいただき、香川県百十四銀行の百十四経済研究所発行の「調査月報」7月号に6ページ寄稿させていただきました^^
日本アンチエイジングフード協会の活動趣旨や、今後私自身が携わっていきたいことについて書かせていただきました^^
記事内容について、5月の講演内容の撮影と公開を了承いただいた木村秋則さん、塩と小麦と発酵についての考察の引用を快諾いただいた、アンチエイジングフードマイスターお仲間の橋本三奈子さん(ブログは、こちら)に、この場をお借りして、御礼申し上げます。
また、「著者による引用、コピーなどの再利用可」と、おおらかにお許しくださった百十四経済研究所にも、執筆の機会をいただいたことと併せまして、改めて感謝申し上げます。
そして、ご縁をおつなぎいただいた本多八潮さん、高橋保之さんに心より御礼申し上げます。
そんなご厚意に支えられ、寄稿原稿を公開させていただきます^^
なんと、ブログ執筆史上初めて、「字数オーバー」で全文一挙公開ができず、2回に分けさせていただきます^^
銀行関係の発行物ということで、ちょっとお固い文調ですが・・・お時間あるときにお読みいただけるとうれしいです^^
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~百十四経済研究所「調査月報」7月号に寄せて~
食と土壌の健全性が作り出す持続可能な健康社会
「健康で元気」が社会貢献に
日本アンチエイジングフード協会認定アンチエイジングフードマイスター
香川県よろず支援拠点推薦 食農、文化イベントプランナー 岩田るみ
はじめに
「アンチエイジングフードマイスター」という肩書きを、初めて目にされる方が多いと思います。この民間資格は、昨年2013年に設立された、一般社団法人日本アンチエイジングフード協会の講座受講と資格試験を経て認定されます。
「アンチエイジング」という単語にはすでに、単に“若返り”といった美容的観点からのアプローチを指すものではなく、食やライフスタイルを学び、選びとることで、健康寿命を全うするための行動を促すものへと変容してきています。
その背景には、今後ますます加速化される超高齢化社会に向けて、医療費削減や生産性の高い労働力の確保といった大きな課題に対し、個人や社会のレベルから行動を起こそう、という問題意識があります。
つまり、いたずらに老け込まない、健康を自ら害さないための食とライフスタイルの知識を身につけ、実践していくことは、自分自身の幸福な健康長寿を追求するという個人的欲求を満たすだけではなく、健康であること自体が社会貢献にもつながると、私たちは考えます。
人の健康を支える食と、食を支える健全な土壌
健康に良い食材、食事法、運動法、睡眠法、美容法・・・若々しく健康的に年を重ねるための情報は、数多くあふれています。その中で、アンチエイジングフードマイスター資格取得のために学ぶ知識は、医学的根拠のあるもの、という特徴があります。
それは、日本アンチエイジングフード協会の理事長である、順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座の白澤卓二教授が教材を監修しているためです。
医学界においても、アンチエイジング、加齢制御の分野は、研究が盛んで情報の更新スピードも速い分野です。そんな状況の中、最新の正しい知識を学ぶことは大切ですが、もう一つ、まったく別の視点ともいえる“地球のアンチエイジング”という視点を私たちは大切にしています。
5月に、日本アンチエイジングフード協会の一般向け講座「フードアカデミー」で、著書と映画、「奇跡のリンゴ」で知られる青森県の自然栽培リンゴ農家の木村秋則さんによる講演が行われました。その中で、木村さんは、「食糧増産が第一目標だった時代には、化学肥料、農薬が目標達成に大きく貢献しました。しかし、一方で窒素肥料の半量がガス化するなど、肥料の大量使用が地球温暖化の一因となっているとの指摘も出てきています。地球環境は私たちが思っている以上にダメージを受けているのです。それはまるで地球の寿命があとわずかとなっているような危機的状態。環境に負荷を掛けないためにも、無農薬、無肥料の自然栽培の普及に力を入れていきたい」と、語りました。
実際に、香川をはじめとする四国四県のほか、日本全国に、「木村式」といわれる、無農薬無肥料の自然栽培農法が広がりをみせています。
肥料や農薬を使わない自然栽培では、収穫量が減ると考えられがちですが、収穫量を減らさない工夫も重ねられています。
2014年5月25日、26日、日本アンチエイジングフード協会企画「フードアカデミー」
木村秋則さん講演より
そうした、環境・土壌保全型の農業で栽培される作物は、食べた際に身体に入る汚染物質が少ないというだけではなく、農業や生活そのもののサステナビリティー(永続可能性)につながるものです。一般的に、そうした環境保全型農法で作られる農作物は、高価になりがちです。それでも、それは将来的な自分自身と土壌の健康への投資と考えることもできるのではないでしょうか。
何を食べると健康によいかという知識とともに、何を食べると健康を害するかという知識も大切です。それと同様に、どういったライフスタイルが地球環境を守り、逆に環境を損なうのか、意識して生活することで、将来的にも健康的な食材が作られる農環境を守ることができると、考えます。
日本アンチエイジングフード協会が考える、持続可能社会のために目指したい好循環
健康的な食材を作る農環境を守り・残すために、私たちが毎日口にするものやライフスタイルをいかに選び取るかが、カギになってきます。持続可能な社会のための食と生活のスタイルは、私たちに心地よさ、癒しをもたらしてくれるものでもあります。
健康が経営資源に
「健康経営(ヘルスマネジメント)」の視点
健康なうちは、元気で働けるのが当たり前と思いがちですが、仕事ができなくなる不調や病気に見舞われることもあります。それは、本人にとって辛い状況というだけでなく、その人が所属する会社などの組織にとっても損失。その考え方を一歩押し進め、健康を経営資源と明確に捉える視点も生まれています。その背景には、メタボ健診で肥満を指摘される人、生活習慣病を抱える人、メンタルヘルスを損なう人が数多く、そのことが会社の生産性を押し下げ、企業の健康保険システムを圧迫する要因になっているという状況があります。
健康の経営資源化については、最近話題となった実例の一つとして、日本政策投資銀行が、「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付け」を導入したことがあげられるでしょう。社員の健康を高める経営が行われていると格付けを受けると、金利優遇が受けられるこの制度は、健康の価値が経営資源として位置づけられたことを明確に示しています。
こうした流れの中、アンチエイジングフードマイスターの持つ健康的な食についての知識は、健康経営をバックアップするためにも活用されうるものだと考えています。
(2)へ続く・・・




