いかに目の前の人が嫌であろうとも | ✧︎*。いよいよ快い佳い✧︎*。

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主人公から見ても、悪人から見ても、脇役から見ても全方位よい回文世界を目指すお話


お彼岸入りの翌日にお墓参りに行くつもりが
あいにくの大雨で、
結局2日遅れになってしまいました不安

父方…私の姓のほうは毎月ヒトハカ(1人墓参りの略である)をしているので、母方に飛び出すハート


母方はお寺なのですが、
歴史の中では
血の繋がりはない住職も入りながら
頑張って来たおかげで
今日までお寺を続けられているため、
その方々もご先祖様だと思い、
代々の住職のお墓にも回って
手を合わせています。


そのお墓に向かうと、
副住職を継いでいる従兄弟が
たまたま掃除をしていました。
彼は母の妹の子で外孫なんですが
お坊さんになりたいと言って修行に出て、
住職である母の姉の旦那さんと
お寺を守ってくれています。

実は私は彼が苦手。
というか恐いガーン

嫌いとか憎さはないのだけれど、
どうしても強張ってしまいます。
年下なんだけども(笑)

幼い頃、
やめてって言ってもひたすら追いかけて来たり
身体を触ってくるからネガティブ

あまりに嫌で逃げて逃げて、
子どもの足で1時間半かけて家に帰り、
母にも祖父母にも
こっぴどく叱られました。
従兄弟の母の叔母が心配して泣いているから
謝りなさいと言われ、
なんで私が謝るの?と納得がいかない中で
ごめんなさい、と電話で謝罪したりして。

しかし、傍若無人な父がなぜか、
事情を聴いて
お前は悪くないから謝らなくていいと
肩を持ってくれまして、
そこだけは救われて。
父は不思議と、たまにファインプレーをするんですよね(笑)


なんてことが
まあしょっちゅうあったものだから、
私が男性が苦手なのは
結構あんたのせいだよと思って
嫌でたまらなかった時期がありました。


今は、
恨みつらみは持っていても
なんの得にもならないから、
チキショウ幸せになれよ!!

と、末代まで祝ってます真顔


それで、
のらくらと彼と顔を合わせないで
もうかなりの年月が経っていた中での
不意打ちの瞬間でした。


こんにちは、と
平静を装い
大人として挨拶出来ました(笑)


帰り道、ふと…

彼もまた、
亡くなった祖父母の大切な孫なんだよな、と
当たり前のことを思いました。


おじいちゃんとおばあちゃんが幸せで、
彼がお寺にいてくれて助かっているのだから
それはとても良いことじゃん、って。


まだ、ビクつく自分はいますが、
大切な祖父母の大切な孫、と思うと
何かが溶けていく。


私はこの、


誰かにとっての大切な人


という考えが一番折り合いをつけやすくて、


ムカっと来たり、
許せなくなりそうな時に、


この人は私には酷いことをするけど、
あそこのあの人の言動は目に余るけど、
きっとご家族やお友達、恋人にとっては
かけがえのない大切な人なんだな…


と思い直すと、
溜飲が下がるのですキラキラ


最初からこんな心の広さは持てないから、
このクソy…と腹が立ったり悲しんだり
それを否定しないで受け入れつつ(笑)

最後には、


この人も誰かの宝物、と着地するのです。



私の一方的な記憶だから、
自分が被害者になって
彼を悪者カテゴリに入れてしまったけど、
従兄弟にとっても言い分があるだろうし
事実はわからなくもありますし泣き笑い


鬼より怖い理不尽な父が味方をしてくれた…
そんな奇跡よりも奇跡な体験は貴重で、
その体験を得るための
クソな出来事だったかもしれないし(笑)



何はともあれ、


流行り病ではお助けいただき

ありがとうございました!!!と、

お盆に続きお彼岸も感謝申し上げ、



この偶然の静かなる衝撃に、

今まで出来なかった考え方ができて
よかったな、と思ったのでありましたスター





今日はお中日、
天のご家族に
御心を馳せて差し上げてくださいねニコニコ