魔法の秘密基地。 -38ページ目

すきすき音楽②

the pillows。
高校生の時、“Swanky Street”を初めて聴いて大興奮した。
物凄く青い気もするけど、ひりひりする。なんかね、ひよこが鶏になる寸前みたいな。
さわおさんみたいな大人になりたいなーって思ってた。
あそこに移籍してからちょっと悲しかったけど。

音楽って、音が格好良いとか、癒されるとか、歌詞が共感出来るとかだけだとそこで終わってしまう。私は専門家では無いし、よくわからないけど“絵”が見えない音は好きじゃない。
静止画でも動画でも構わないけど自分なりの絵が見える。
絵にしても音楽が聴こえないとがっかりする。小説にしても聴こえないと嫌だ。音楽が言葉を産むことは絶対ないけど。
贅沢だよね、音楽とか絵とかさ。
高校生の頃、絵を描いていたけどテーマ無視して音楽で絵を描いていた。
よく、怒られた。

Beatles最高!とか言いながら演歌の国に生まれ、演歌の国で育ってきた。
Beatlesに憧れて北島三郎を聴いてきたんだ。悪い事じゃない。
言葉が解らなくても絵が浮かぶのは不思議な事だ。
thepillowsと黒沢健一とbeachboysははっきりと見える。たぶん一曲ごとに絵が描けると思う。
絵、描きたいなぁ。

もしも全てが嘘で
ただ 辻褄合わせで
いつかなついていた猫は お腹すかしていただけで
すぐにパチンと音がして 弾けてしまう幻でも
掌が まだ暖かい
恐いモノ知らずで 時代は はしゃぎまわり
僕と君の過ごした
ページは破り去られ歴史には価値のない 化石の一つになるのさ
君と出会えて良かったな
バイバイ僕はstrange chameleon

独特なあの声で、過去が未来に変わる音がする。
あの頃とは違う絵が描ける。ひりひり痛いけど、まだ歩ける。ネガティブだけど前を向ける。
まとまんねーな。

好きです。

溺れる

救急車呼ぼうかと思った。

お風呂でまさかの2時間睡眠。
起きたら水。
手に持ってた本は水没。
前にも何回かあった。
脱水症状なのか何なのかわからないけど手が震えて止まらない。
真っ直ぐ歩けないし目の前が白い。
吐いた。
これでもか、と水を飲む。飲むんだ。

やっと一段落ついた。

夜は眠れなくて睡眠薬を飲むくせに、昼間レジを打ちながら眠くて飛んだり、ご飯を食べながら寝てしまう時がある。
寝ちゃいけない時に寝る。
子供の時でもさすがに食べながら寝る事は無かった。
春眠暁覚えず。この言葉に今は甘えたい。言い訳だよなぁ。

私の春はまだ来ない、永遠に来ないだろう。

言いたいだけ。
実際はここ最近楽しかったりする。
明確に言える事ではないけど喜びがこみあげてくる感じがある。
想像力という、私の宝物。荒唐無稽の夢。とにかく、なんだか、嬉しい。

すばらしいぜ

春の臨終

私は生きるのを好きだった
先におやすみ小鳥たちよ
私は生きるのを好きだった

遠くで私を呼ぶものがあったから
私は悲しむのを好きだった
もう眠っていいよ子供たち
私は悲しむのが好きだった

私は笑うのを好きだった
やぶれた古い靴のように
私は待っているのも好きだった
昔の人形のように

窓を開けておくれ
そうしてひとこと
誰かのどなり声を聞かせておくれ
そうだ
私は腹を立てるのを好きだったから

おやすみ小鳥たち
私は生きるのを好きだった
私は朝 顔を洗うのも好きだった 私は
谷川俊太郎の詩だ。十分に生きて、宇宙の掟の必然として満ち足りて死んでいく生命を描いている、らしい。
日々の眠りにつくのと同じように、死の床につき、明けることのない朝を想って、この世の美しさに、最後のつつましい挨拶を送る。
生命が終わるのはこんな綺麗事ではない。うらみも、いきどおりも、かなしみも、おそれも、全ての感情が生きる事にしがみつくだろう。

最後に、“わざとこのような過去形を使うことで、私はむしろ生きることの、ささやかな幸せを、少々感傷的な陰画にしてみたかった”
とある。

えらくて、むずかしいことをたくさん知ってるひとにはなんてことないのかなぁ。
ふるえるくらい、いいのに。
うもれたノートにかいてあったって。
なにそれ。一生すきなんだろうな。
でもさ、詩人ってウソつくのうまいよね。わたし、うまくつけるかなー。

谷川俊太郎と黒沢健一とミヨ子はすごい。
言葉じゃない何かを持っている。
死なずに生きるぜ。ありがとうってちゃんと言うぜ。