既卒になって、さらに強く思ったことがある。
この、労働市場のつまらなさだ。
既に大卒の就職率は61.1%。
そして下の記事にあるように、既に若者の過半数は就職できず、また3年以内に退職をしている。
【10年春に学校を卒業した人のうち、就職できなかったり、就職から3年以内に退職する人の割合が、大学・専門学校生で52%、高卒で68%(いずれも中退者を含む)に上ることが、内閣府が19日に公表した推計で分かった。】
http://netosoku.net/blog/news/news_others/risyoku_hanbun/
(ソース失礼。)
もう、「明日があるさ」とか「なんとかなるさ」とか言ってる場合じゃない。
そんな言葉は若者に対してとてつもなく失礼だと思う。
なんとかならないし、一人ではどうしようもないのだ。
突きつけられている現実はこうだ。
『・・・さて、ここまでは一貫して「(採用の)システムが問題」と言ってきた。しかし、今いる学生にとっては、一個人がシステムを変えることができない点、またシステムが変わるまで待つことも出来ない点から、「システムがどうあるべきか」は関係の無い話だ。強いて言うのであれば、「今のシステムの中で頑張ることが最善」ということだ。』
(中退白書2010より中央大学教授山田様のコラム「やり直せない社会と中退」)
限られたパイを争って就職活動をする。
就職活動が椅子取りゲームと言われる所以だ。
必ず敗者が出るシステム。旧時代のシステムだと思う。
ご存知の通り、企業の労働条件も最悪だ。
就職しても生きていられる可能性は、半分。
就職したとしても、お金儲けが第一。
その中で捨てていかなきゃならないものが多数ある。
特に、人間。
そんなシステムに嫌気がさして何もする気が起きない若者がここにも一人。
先程のコラムはこう続く。
『・・・今の学生は、ある程度現状に適応することが必要だ。具体的には、まず目先の就職をすること。一方で、長期的見識能力を高めることだ。そして男性に限っては、恋人を・・・(続きは本をどうぞ。)』
就職率61.1%。(3年以内)ストレーターが48%。
この状況で、何を思うのか。