「雇用のミスマッチ」→「労働条件のミスマッチ」説 | Youth Worker見習いラフ(´・д・)のブログ

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若者の選択肢を拡げていくために、「既卒者カフェ」のこと,無認可中高一貫校の構想のこと,社会問題のことについて書いていきます。

先日、電車に揺られて暇なときに「中退白書」を読み返してみた。
改めて読み返してみたら、気になる数字が。

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◆従業員規模別の大卒求人倍率

300人未満   4.41倍
5,000人以上  0.47倍

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これがいわゆる「雇用のミスマッチ」と言われる所以です。

http://www.recruit.jp/news_data/data/job/J20100421/docfile.pdf



まあこの数字だけを見て対策を練っちゃう人は、


・中小企業とのマッチングイベントを開催しよう(´∀`*)


とか


・若者は選り好みしすぎだ。


とか言って、イベントを開いたり、採用コンサルやってみたりとか、ブログを書いたりして
3ヶ月くらいは生き延びられるわけです。



まあミスマッチは本当に存在するし、選り好みしているということも事実。
選り好みしないと死んじゃうからね。(欝、過労・・・)



◆ツイッターで誰かも言っていたけど、僕が思うに、明らかにミスマッチなのは【労働条件】なんです。


うん。これが大事。

労働条件が変わらないことには、この閉鎖的な空気は変わらない。




『絶望の国の幸福な若者たち』で有名な社会学者の古市さんがテレビで言っていた政策に、


「(例えば)残業を禁止して、その分の労働を若者に振り分ければいい」


と言っていました。

周りのアナウンサーや名古屋市市長なんかはぽかーんとしていましたが。




残業を禁止すれば少子化も改善する。(→つまり社会保障的にも希望が見えてくる)
女性が働きやすく、子育てしやすくなるので。(保育所の預り時間は17時までのところが多い。多分)



◆残業禁止により解決すること
①雇用が生まれる。(ニート、フリーターも雇用される)
②鬱病、過労死、自殺者が減る。
③少子化が解決する。
④子どもとの時間が取れる。(ある程度の塾費用がいらなくなる)
⑤仕事の効率アップ
⑥文化活動等が盛んに。(サッカーを見よう(´∀`*))


◆労働時間が短くなることにより困っちゃう人たち
①栄養食品関連(時間がないから簡易さを求める)
②塾(子供を預けておく場所。勉強も見てくれる)
③24時間チェーン(コンビニ、牛丼、ファミレス・・・)
④医療機関(無理矢理でも会社に!)
⑤リラクゼーション
⑥・・




まあこんなことを考えていると、利益を得ている人たちがあまりにも多いために、労働条件は改善されないだろうなー、と思うわけですが。。。いやいや。