私的年間ベストアルバム 2018 | ラフラフ日記

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主に音楽について書いてます。

あけましておめでとうございます。

というわけで、2018年発売のアルバムから私的ベストアルバムを選んでみました。全部で【14枚】になりました。

2018年は良い音楽がたくさん生まれている勢いや波を感じていたんですけど、私はといえば、蓋を開けてみれば、同じものばかり聴いてたじゃん。だから、実質5~6枚じゃん?って気もするのですが、選んでおきたい作品もあって。

そして、今回は「順位」を付けてみました。ですが、順位を付けられるほど聴けてないという作品もあるので(でも挙げてはおきたい)、そういう作品は「順位なし」としました。順位は聴いた回数に比例してなく、上の作品より下の作品の方が聴いてるというのもあります。だけど、私なりに順位を付けてみたんですよね。
なので、記事のタイトルもシンプルに「私的 年間ベストアルバム」としました。じゃないと、タイトルで順位がわかってしまいそうだし。

では、いきます!


順位なし Suchmos『The ASHTRAY』


Suchmos はなんとなく苦手だったんです。Suchmos より King Gnu って感じで。だけど、NHK の W杯テーマ曲「VOLT-AGE」を聴いて、びびっときた!

「VOLT-AGE」 https://youtu.be/zOZOCpSCdf4


順位なし Ryu Matsuyama『Between Night and Day』

Between Night and DayBetween Night and Day
2,005円
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前から気になっていた Ryu Matsuyama。レディオヘッドとかシガー・ロスとかプリファブ・スプラウトとか言われるけど、不思議な感じで。なんか常に「浮いている」感じがするかも。

「Landscapes」 https://youtu.be/HH3Zj_WJDX8


順位なし アイスエイジ『ビヨンドレス』(Iceage『Beyondless』)


なんかかっこいいんですよ! これをかっこいいと言いたい自分がいるのかも知れません。

「Pain Killer (feat. Sky Ferreira)」 https://youtu.be/qP8GJj8lAI8


順位なし ザ・レモン・ツイッグス『ゴー・トゥ・スクール』(The Lemon Twigs『Go to School』)


レモン・ツイッグスは、前作を試聴したときに「うわ!リンゴのドラムだ!」って思ったのが忘れられなくて。

「Never in My Arms, Always in My Heart」 https://youtu.be/prn8eTHozvs


10位 ジェイソン・ムラーズ『ノウ。』(Jason Mraz『Know.』)

Know.Know.
935円
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ここから順位ありです。
やっぱ声が好きだな~、歌が気持ち良いな~。ずるいな~。

「More Than Friends (feat. Meghan Trainor)」 https://youtu.be/KAhf4xFBgtQ


9位 大森靖子『クソカワPARTY』


実はあまり聴いていなかった。しかし、ライブを観たら、このアルバムが好きになったかな。
ピエール中野(凛として時雨)、滝善充(9mm Parabellum Bullet)、Nob(MY FIRST STORY)…アルバムの参加メンバーを見て、随分 “ロック” なメンバーだなと。今までのようにバラエティに富んだアルバムではなくて、統一感がある。で、すごいキャッチ―。それでいながら、結構実験的なことをしてる気がする。
そして、“笑い” がある。今までは “笑ってはいけない” という空気があったとしたら、今回は “笑い” があると思う。

「死神」 https://youtu.be/uA7ZGV5z3i4


8位 浜崎あゆみ『TROUBLE』


いやね、本当に曲が良いんですよ。○○や××をありがたがるのも良いけれど、こういう音楽を大事にしなきゃいけないって本気で思いますよ。○○や××にはお好きな言葉をお入れください。

「TROUBLE ダイジェスト」 https://youtu.be/9HdeFmxBilk

【関連記事】 浜崎あゆみ『TROUBLE』 (2018年)


7位 ダーティー・プロジェクターズ『ランプ・リット・プローズ』(Dirty Projectors『Lamp Lit Prose』)


ポール・マッカートニーがお気に入りのアーティストにダーティー・プロジェクターズを挙げていたんですけど、ポールファンにダーティー・プロジェクターズのアルバムを何か一つオススメするとしたら、このアルバムが良いんじゃないか?
私は『スウィング・ロー・マゼラン』を聴いてダーティー・プロジェクターズを知って気になったのですけど、『スウィング・ロー・マゼラン』の位置づけがよくわからないし、私もダーティー・プロジェクターズを全然わかってないと思う。でも聴くと良いなぁって思う。そんな感じ。

「Break-Thru」 https://youtu.be/CYq5Ch-FFcs


6位 三浦大知『球体』


素晴らしいと思いました。全曲 Nao'ymt プロデュースなんですね? 私の中で Nao'ymt =安室奈美恵というイメージなんですけど、こういう作品も作るのかと驚いてしまいました。三浦大知が凄いのはもちろんですけど、エイベックス凄いって思いました。ザ・ウィークエンドとかジェイムス・ブレイクとか好きな人にも響きながら、ジブリ音楽のような親しみやすさがある。そこがエイベックスなのか。一曲目から引き込まれます。

ただ、思ったのは、こういう作品が出たときに大事なのは、三浦大知を『球体』だけで評価せず、他の作品も聴くことなんじゃないかって思いました。

「球体」-Teaser- https://youtu.be/B014oik_9f0


5位 Klan Aileen『Milk』

MilkMilk
3,024円
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ジャケット見てなんとな~く気になって曲目を見たら、「再放送」とか「元旦」とか「心配性」とか何これ!?って思って。それで聴いてみたら、これで元旦?みたいな。怖いんだけど病みつきになる。日本の怪談のような怖さがある気がする。何かここからロックの新しい可能性を見られる気がしてしまった。




4位 Age Factory『GOLD』

GOLDGOLD
2,399円
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順位迷いました。もう一つ上にするかどうかで。でももっと期待するって意味で今はここにする!



Age Factoryの存在価値 ーーロックバンドというよりカルチャーとしてカウンター感覚の方が面白い
https://spice.eplus.jp/articles/212011
このインタビューが良いです。Age Factory からエレファントカシマシの名前が!! やっと、エレカシにケンカを売れるバンドが出てきたか!?


3位 折坂悠太『平成』

平成平成
2,470円
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初登場にしていきなり 3位!(まぁ初登場っつったって私の私的ベストですけど)
結構いろんなところで名前を見て、そういう人って自分は一歩引いてしまったりするんだけど、ラジオで「坂道」がかかってね、これは気になる!って、気になることを止められませんでした。引っかかるような歌い方、胸を掴まれる、いや~、良い!
Klan Aileen と同じく、日本の怪談のような怖さここにもある気がする。




2位 ポール・マッカートニー『エジプト・ステーション』(Paul McCartney『Egypt Station』)


もうね、1位の作品がなければ、これが断トツ 1位ですよ! 正直、なんでこれが 1位じゃないんだ? 今でも迷うくらいで。
これはね、え?ポール?今さらポールなんて聴いてられないよ。どうせ良いんでしょ?って人にこそ聴いて欲しい!


どの曲も良いんだけど、あえてこの曲を貼っておきます。

“イチバン イチバン イチババババババン”


1位 エレファントカシマシ『Wake Up』


そう、イチバン。「一番」とは何なのか。宮本が言う「一番」とは。宮本さんもポールの “イチバン イチバン イチババババババン” 聴けば良いのに~ってもう聴いてるか。

そう、堂々の第1位はエレファントカシマシの『Wake Up』です! もう私は、こればっかり聴いてたんじゃ? ポールの『エジプト・ステーション』と順位迷ったと書いたけど、でも実際、こればっかり聴いてたからねぇ。



宮本浩次は、椎名林檎やスカパラとのコラボもありました。

椎名林檎と宮本浩次『獣ゆく細道』(2018年10月2日)


最初にも書きましたけど、2018年は良い音楽が生まれてる空気や気配を感じてはいつつ、同じのばかり聴いちゃってね。ま、それでも良いと思うんですが。もっと色々聴きたいって思いはありますね。

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【番外編】

安室奈美恵『Finally』

FinallyFinally
2,962円
Amazon


私ってばバカだから、浜崎あゆみファンたる私、こういうとき安室奈美恵とか宇多田ヒカルを選んでなるものか!みたいのがあるんですよ。ホントか? 今回も宇多田ヒカルの『初恋』を選べば【15枚】になったのに選ばないし。ま、良いんですけどね選んでも。でも今回は、今回選ばなかったらいつ選ぶんだ?って感じだから。選ぶ時は選ぶんです!

「Finally」本当に良い曲だなって思って。でもね、聴きながら、それはそのときの私の精神状態もあるんですけど、守るものがない人はどうしたらいいんだ!ってなったんですよ。で、これは否定でも何でもなく、あ、これは「勝者の音楽」なんだって思ってしまったんですね。

そして浜崎あゆみの「Love song」を聴いたら、“守りたいものがありますか?” と問いかけられ、これは「敗者の音楽」かと思ってしまったんです。

でも、そのことに気づいたとき、安室奈美恵の「勝者の音楽」の裏に、“負けることのできなかった弱さ” みたいなものを感じて、“届かなかったもの” みたいなものを感じて、はじめて心に届いた気がしたんですよ。勝者にも敗者にも美学はあって。
安室ちゃんもいつも「勝者の音楽」ではなかったはずだよなぁ?

それと癒されて。私にとって安室ちゃんは癒し系だったんだ!って気づいた年でもありますね。

このベストは歌い直している曲もたくさんあるようですが、私は聴いてなかった曲もあってオリジナルアルバムのようにも楽しめるし、やっぱり 2018年は安室奈美恵の引退は大きな出来事だからね~。


書いてて思ったんですけど、今回【関連記事】がほとんどないですね。それだけリアルタイムのことを書いてなかったということですね。エレカシ胎動記とか書いてたから。

こんな感じだけど、今年もよろしくお願いします!


■2017年はこちら→
https://ameblo.jp/laugh-rough-blog/entry-12346270799.html