
とりあえずケースに収まった Raspberry Pi だが、このまま電源につなぐだけでは何の動作もしないマイコンボードである(厳密には動作している部分があるが)。イメージが湧かない方は、ハードディスクを接続していないパソコンだと思えばよい。悲しいことにハードディスクが壊れてパソコンが立ち上がらなくなった経験をお持ちの方は、どういう事かを身をもって知っていることだろう(笑)。

Raspberry Pi でハードディスクの代わりをするのが、このmicroSDカードである。買ってきたmicroSDカードは、当然空っぽなので何の働きもしないが、本家ダウンロードサイト(無料)からダウンロードしたイメージを書き込むことで起動ディスクに変身する。自分の場合は、最初からRaspbianを導入するつもりだったので該当ファイルをダウンロードした。対応したいくつかのオペレーティングシステムから選択したければ、NOOBSをダウンロードすればいいだろう。自分がRaspbianを選んだのは、単純にインターネットに出回っている関連情報が多いからだけである。

このイメージをドラッグアンドドロップでコピーなどしてはいけない(笑)。これはRAWディスクイメージというファイルシステムを含めたディスクイメージなので(もちろんBoot領域も含まれる)専用ツールが必要になる。ワタシはWin32 Disk Imager(無料)を使用した。ちなみに、ドラッグアンドドロップでコピーしたら、Windowsパソコンでフロッピーディスクを挿したまま起動したときと同じ状態になる。つまり、うんともすんとも言わないのだ(笑)。

これをカチッというまで差し込む。
このあたりはスマートフォンでおなじみの要領だ。

LANにつなぐ

Micro USB は電源。
これも最近ならおなじみだろう。
bluetoothなどの無線機器は
こんな充電アダプターが付いてくる。
丸コネクターのACアダプターと違って
電圧などが統一されているため安心して流用できる。

スタンドアロンで動かしたい場合は
HDMIケーブルでデジタルテレビに接続し
USBキーボードを接続すれば直接起動・操作できる。
ワタシはパソコンから操作する前提だったのでこの接続は行わなかった。

起動画面を見ることはできないが、
とりあえず電源を入れてみる。
パワーインジケーターの赤いLEDが点灯する。
その横で緑色にパチパチ点滅し始めるのが
microSDへのアクセスインジケーターである。
これがパチパチしていない場合はmicroSDの接触不良か、
ディスクイメージの書き込みに失敗したかのどちらかであろう。
ごくごくたまに静電気を帯びたままボードにさわって
ボードを昇天させてしまう事があるので取り扱いには注意されたい。

起動したっぽいので無線ルーターから IP アドレスを探してみた。
初期設定で DHCP 接続となっているので
Raspberry Pi に、どのアドレスが割り当てられているかわからないのだ。
しかも今回に至っては、この画面を見ても
無線子機の画面を見ても何が何だかわからなかった(笑)。
そりゃそうだ、わが家にはルーター、無線ルーター、
無線アクセスポイントが2台、それにパソコン、デジタルテレビ、
そのほかの機器を含めるとワケがわからん(笑)。

しょうがないから、しらみつぶしにPingを打ちまくった(笑)
どうやら、192.168.1.8 に接続されているらしかった。

やはりオープンソースのTera Termで接続を試みる。
それっぽいアドレスを入力する。

するとこんな警告が表示される。
怖かったらここから先に進むことができない。
その場合は、おとなしくあきらめよう(笑)。
ワタシはためらわずに進んだゾ。

で、パスワード入力が求められる。
デフォルトでユーザ名が『pi』
パスフレーズが『raspberry』となる。
Windowsと違って大文字小文字を区別するので気をつけた方がいい。

このようなCUIが表示されれば起動成功。
ちなみにWindows/MacのようなGUIもあるが、それについては後述する。

ちなみにテレビを接続した場合はこんな起動画面。
起動画面はCUIで表示されるので、そのままプロンプトが表示される。
この Raspberry Pi、マイコンボードらしく電源スイッチが付いていない。
パソコンと同様で、いきなり電源を切るとmicroSDを破壊することがあるので
以下のコマンドでシャットダウンした上で1分ほどしてから電源ケーブルを抜く。
sudo shutdown -h now
Editor CABEZÓN