夜勤明けの睡眠と体内時計 | ラテックスでしあわせ「ラテシア」COMAX JAPAN

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こんにちは!COMAX JAPAN ラテシアのカトウです。
今回のテーマは「夜勤明けの睡眠と体内時計」です。

 

交代シフト勤務者は、その特殊な勤務体系から生じる健康への影響に直面しています。

長時間労働や睡眠不足は、彼らの生活に深刻な影響を与える可能性があります。

最近の研究では、交代勤務者の約30%が睡眠に関する問題を抱えていることが明らかになりました。



体調不良と睡眠の特長
交代勤務者の体調不良の主な症状として、睡眠関連症状、疲労感、消化器症状が挙げられます。

さらに、飲酒、睡眠薬、精神安定剤を使用する人が多いといわれており、それらの影響も考慮する必要があります。

また、夜勤明けの昼間の睡眠には次のような特徴があります。

●睡眠持続の短さ

●目覚めやすさ

●自律神経系の不安定さ

これらの原因の多くは、体内時計を無視した勤務体系が考えられます。

 

体内時計を考慮したシフト

30年以上前の看護師の基本的な勤務形態は、日勤、深夜勤、準夜勤の1セットでした。
朝8時から夕方16時までの日勤勤務に引き続き、仮眠をとって、その晩の深夜0時に出勤、朝8時まで深夜勤務を行い、朝に帰宅し、翌日は16時から24時までの準夜勤を携わります。
これは、体内時計を無視した勤務体系であることは明らかです。

幸いなことに、最近では体内時計の周期を考慮した勤務スケジュールを組む施設が増えてきました。

大多数の人が体内時計の周期が24時間よりも長いことを考慮して、日勤、日勤、準夜勤、準夜勤、深夜勤、深夜勤、というように、少しずつ勤務時間帯を遅くずらしていくような方法です。
従来の勤務形態から、より適切な勤務時間帯への移行が行われ、交代勤務者の健康を向上させることが期待されています。

その他の対策
夜勤明けの睡眠の質を良くする方法は、他にもあります。

●夜間の職場の照明を明るくする

●帰宅時にサングラスで光を浴びないようにする

●午後の生理的な眠気がくるまで眠らないようにしたりする

これらの対策は、夜間に集中して業務を行う際の健康維持に役立ちます。

交代勤務者のメラトニン不足

交代勤務者は夜間のメラトニン分泌が抑制されることで、発がん率が上昇する可能性が指摘されています。
メラトニンがもっている「抗酸化作用」は活性酸素のダメージから細胞を守る役割を担っていますが、これを抗がん作用と捉えている人もいます。
また、メラトニンは免疫システムを強化する作用も持っているので、メラトニンの不足による免疫力の低下が、発がん率を上昇させる要因になっていると指摘する研究データもあります。

社会的時差ボケ
最近では、交代勤務者だけでなく、社会的な理由で夜間活動を行う人々も増加しています。

これは、社会的時差ボケとして知られています。

時差ボケや交代勤務は、個人差がありますが、その原因は体内時計のリズムの違いによるものです。

交代勤務者の健康を守るためには、体内時計のリズムを考慮した適切な勤務スケジュールや健康管理が不可欠です。

今後も、睡眠と健康に関する最新の知見を取り入れつつ、彼らの生活の質を向上させる取り組みが求められます。

 

ではまた

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