ランディ青年の断眠実験
こんにちは!COMAX JAPANラテシアのカトウです。
今回のテーマは「寝ないとどうなる?」です。
秋の夜長、趣味の時間を楽しむ方も多いと思います。
映画・動画・音楽鑑賞、読書や語学などの勉強…
わたくしは夜な夜なカラオケの練習をしています( *´艸`)
こうなると、どうしても夜更かし気味になりますね。
そんな寝不足気味なある日、こんな実験を見つけました。
ランディ青年の断眠実験
1964年、当時17歳のランディ君が、夏休みの自由研究として行った実験です。
11日間眠らなかったら、人間はどうなるか。
↓結果は以下の通り↓
≪一日目≫
・眠い
・体が重い
・少しイライラ
・思考力低下
・運動機能低下
ちなみに、一日徹夜すると、脳はビールを2本飲んだ時と同じような状態になるそう。
≪二日目≫
・昨日よりもっと眠い
・目の焦点が合わなくなる
・手の感触が狂う
・運動失調の兆候が見られる
判断力が低下し、認知に変化が生じてくる。
手の感触が狂うのはアステレオグノーシスという現象で、手で触れた物が判別できなくなること。
≪三日目≫
・マイクロ睡眠状態
・倦怠感
・イライラするのに怒る気力もない
マイクロ睡眠状態は、脳が睡眠状態になり記憶が途切れ途切れになる状態です。
自律神経が狂う、ホルモンバランスが狂う、好感神経が高まり血圧が上がる。
脳は疲労状態にあるが、アドレナリンは出まくるため、攻撃性が高まる。
≪四日目≫
・幻覚
・激しい妄想
・認知力低下
・集中力低下
脳内にベータアミロイドといった脳内老廃物が溜まり、思考に悪影響を及ぼしているのかもしれない。
ベータアミロイドとは、脳内のゴミのようなもので、普通は睡眠中に排出される。
アルツハイマー病の原因であると推測されている。
≪五日目≫
・強い幻覚
・集中力ゼロ
・記憶力ゼロ
幻覚が強くなり、集中力も記憶力も皆無状態に。
≪六日目≫
・ろれつが回らない
口の感覚喪失に、神経筋の機能低下による喉頭と上気道の運動不良。
左脳の言語領域も機能が低下している。
≪七日目≫
・短期記憶の喪失
人は数日間の間に起こった出来事を思い出す際、短期記憶を用いて意識下に情報を手繰り寄せる。
しかし、1週間も眠らなければ短期記憶の喪失が起こり、物忘れが激しくなる。
≪八日目≫
・神経過敏に
・イラつきの増大
・さらに集中力が低下
≪九日目≫
・記憶が断片化
・会話が困難に
思考やエピソードの記憶が断片化され、まともに話せなくなる。
≪十日目≫
・パラノイアの発症
パラノイアは妄想病などと呼ばれていて、強烈な妄想にとらわれてしまう。
≪十一日目≫
・表情が動かなくなる
・会話がより困難に
・注意力激減
喋りにイントネーションがなくなり、急に反応がなくなることもあったそうだ。
注意力と精神的能力も低下。
認知症を判断するテストを行ってみると、途中でテストをやめてしまった。
そしてランディ君が「自分が何をやっていたのか分からなくなった」と言い出し、断眠実験は終了。
実験終了後、ランディ君はぐっすりと眠り、翌日には会見を行い、元気な姿を見せたそうです。
その時は、健康に問題はないと思われていたそうなんですが。。
後遺症とかなかったのかな?
後年、彼がラジオでこんなことを語っています。
ランディ:「朝の三時には裏庭に出る。頭の中で動物が叫んでいるんだ。」
ナレータ:「不眠症ですね。」
ランディ:「私は十年前から、眠れなくなりました。ベッドで6時間横になっても、眠れるのは15分程度。すぐに目が覚める。そのうち眠くなると思っていましたが、不眠は続いています。」
断眠実験が彼の不眠症と直接関係しているかは分からないが、間違いなくランディの体には変化が起こっていたようです。
11日間眠らないというこの実験は極端で、毎日眠っている自分には関係ないという意見もあるでしょう。
しかしそうとも言えません。
この実験ではたった二日で『目の焦点が合わなくなる』なんて、怖い症状も出ています。
そして、日常的な睡眠不足は蓄積されていて、毎日寝ていても睡眠時間が足りず、寝不足状態を日常的に続けていると、この実験のような症状がでてくることもあるとのことです。
思考能力が低下し、仕事や学問に影響がでることもあるそうです。
寝不足は免疫にも悪い影響があるので、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるともいわれています。
睡眠不足おそるべし。。
夜更かしはほどほどに、睡眠時間はきちんと確保しましょう。
ではまた
(*'▽')
※注意※
ランディ青年の断眠実験は絶対に真似しないでください。危険です。