相も変わらず現実から目を背けているここ数日。
しかしいい加減前向きにならねばという気持ちもわずかながらに生まれてきた気がしないでもないので、なんかこう、改めて考えよう。
そうなぁ~。
よこねちん卒業発表直後のメンバーブログを見ると、特に15期以降のメンバーはみな動揺や寂しさを隠せない様子ながらもちゃんと前を向いて頑張らねばならぬという意思も感じられて、その健気さに視界が滲んじゃう。
不安はあるよねそりゃあ。
これだけ一気にってなると。
でもそれは彼女たちがまた強くなるためのカンフル剤ともなりうることでもあるわけで、大変だとは思うけど、さらなる成長に期待もあるのは事実。
かつて、エースだった鞘師里保chanが卒業したあとも、特にまーちゃんと小田ちゃんあたりは明確に変化して、いわゆる「覚醒」なんて言いたくなるような成長を遂げてくれたこともあったから。(私見)
あのときの小田ちゃんはすごかったな。
これはもちろんわたくしが勝手にそう感じただけのことだけど、あたかも「私が1人でモーニング娘。を背負って引っ張っていく!」と言わんばかりの気迫を、2016年の春ツアーで感じたものだよ。
そういった良い意味での変化が、ベテランメンバーの卒業と共に生まれてくるのなら、これからのモーニング娘。も大いに楽しみですと言えましょう。
で、ねちんとよこ。
卒業発表後のねちんブログさ。
こんな風にきっぱり清々しく言われてしまうと、もう「御意……」って言うしかないやん。
意思がしっかりしてる。
いまのこの感情は1人では抱えきれなかったと思うからよこがいてくれて本当によかった、とも言っていて。
「なぜ2人同時?」という疑問も正直あったけど、ねちんが(よこも)そんな風に思えるのなら、なんかもういいかって思える。良い意味でね。
このタイミングでいろんなお知らせブッ込んでごめんだよってのも、まぁメンバー側でもそりゃ思うよな。小田ちゃんもそれっぽいこと書いてたけど。
「いいんだよ」とも思うし、「それな」とも思うw
まぁ発表されたものは仕方がない。
今後、あのときはメンタルボロボロおわりんごだったなぁとか懐かしく思い出すことになるんでしょう。
ヤンタンも聴きましたけど、よこも芸能界に未練はない様子で。
その辺が、一般人であるわたくしにはなかなかすんなり理解しがたいところではあるんだけど、こればっかりはその世界にいる人にしかわからないものなんだろうなと思うしかない。
オレなんかにしてみれば、せっかくそんな誰でも入れるような世界じゃないところに入れたのにそれを手放すなんてもったいない!とか思っちゃうんだけど、実際そこで数年間活動したからこその引退という結論なんだろうなって。
よこは加入したときから「卒業してソロで活動するとかは考えてなかった」みたいだし、本当にモーニング娘。だけで満足という感じなんでしょう。
潔いなぁ。
その潔さが、ファンにとっては寂しくもあるんだけど、これもまたしょうがないことよな。よこの人生だし。
世の中、しょうがないことばかりだ。
他人と関わってイヤなのは、所詮他人の人生は他人のものだと痛感させられるとき。
こちらの気持ちがどうであれ、他人の人生を干渉したり押しつけたりすることはできないと思い知らされるとき。
お互い、道が交わって同じところにいられるのは奇跡にも等しいことだったんだと思わされるとき。
自分の力じゃどうしようもないことって、もどかしいですよねぇ。
そりゃあそうなんだけど。人は人だから。ましてやアイドルとファン。
ファンは、アイドルが「さよなら」と言ったら「さよなら」と言い返す以外にできることはない。血の涙を流しながら。
あとは小田ちゃんだ。
ヤンタンでも、まだ卒業の時期や、卒業後にどうするかは秘密と言ってたけども。
恐いなぁ。
卒業後にどうするのかが一番恐い。
頼むから……頼むからこの世界にいてくれ……
ヤンタンで、「(長くアイドルをやってたから)世間を知らなくて」みたいなことも言ってたじゃないですか。
出た出たそれ、と思ったよ。
大抵のハロメンは言うんだそれ。
わたしは世間を知らないとか常識がないとか。
そしてそれを知りたがる。アルバイトとかしてみたいとか言い出す。
なに言っちゃってんのよもう、って感じよこっちからすれば。
そんなもんいらんのよ。
世間とか常識とか、そんなもんで凝り固まった芸能人なんて何がおもしろい?そんな人そこら中にいるよ。みんなそうだよ。
知りたくもない常識を知らざるを得ない生き方しかできないんだから。我々は。
アルバイトなんてしたくもないけどお金のためにせざるを得ないから嫌々してるんよ。まぁこれはオレの場合だけど。(嬉々としてやってる人もいるでしょうたぶん)
そんな生き方をせずに済む世界にせっかく入れたってのに、わざわざ庶民の暮らしを体験してつまらない常識を知り退屈な労働に明け暮れてなにが楽しいというのかね。
芸能人ってのは、そんな庶民の暮らしとは無縁(ではないけどまぁ)だからこそ特別な輝きを放てるんでしょうが。
と思ってしまうんだ、狭量なわたくしは。
まぁね、理解はできるよ。
所詮は「隣の芝生が眩しいぜshining」ってやつなんでしょう。
知らないから、持ってないから、欲しくなる。
それは彼女たちも我々も同じ。
彼女たちからすれば、芸能人やアイドルの大変さとか嫌な部分とかよく知ってるわけで、みなさんが思うほど良いものでもないですよ的な思いもあるかもしれない。
実際に子供のころからずっとアイドルとして生きてきた人が、世間一般の常識を知らない自分に焦りを抱くのは、まぁあるあるなんでしょうな。アイドルといえど人間ですから。卒業するとなれば尚更。
だからといって「わたしは常識を知らないから一般人に戻って普通の生活をします」とか言われちゃうと「あかん。そんなん知らんでええからここにいて」という感じなんですが。
ほら、こういうね、他人の人生に振り回されるこの感じがいつも恐いんだ。ヲタクやってると。
他人の人生。
メンバーの人生。その子の選択。
それに、あまりにも振り回され、一喜一憂する自分がめんどくさい。
一喜ならいいけど、一憂はほんとつらい。
だからえりぽんみたいに「卒業してもバンバンお仕事していきたい!芸能人である自分が好き!」とか言ってくれるのは本当にありがたいことなのです。ヲタクとしては。
「一度芸能人になってたくさんのファンを獲得したからには、今後もずっとその道を貫いてファンを楽しませてほしい」
なんてもちろん言えるわけないやん。
あまりにも傲慢でわがまま。押しつけ以外のなにものでもない。
さすがにこれは子供の駄々ですよ。
おもちゃを買ってもらえないからって道端に転がって泣き喚いてる子供と同じ。
だからそんなことは口が裂けても言えないし考えることすら禁忌のように思ってはいる。思ってはいるけど、でも、そういう気持ちが1ミリもないか?と言われると、「さてね……」とはなる。
どんな選択でも最終的には「でも幸せならOKです」になるとしても、その「幸せ」がファンにとっての「幸せ」と合致したなら、そりゃあそのほうが嬉しいに決まってる。
でもそうとばかりはいかないのが人生。あゝ無情。
はい。
なんの話をしたかったのか、自分でもよくわからないまま書き始めたので、要領を得ない内容になってしまったかもしれません。
とりあえず、受け入れるとか消化するとかそんなわかりやすい感じではなく、もうしょうがないからしょうがないよね、みたいな気持ちでいます。という話です。
「なるようになる」ってのは便利な言葉よ。
そんなものでちょっと納得できた気になっちゃうんだから。
そういえば秋ツアーの日程も出ましたね。
長くなったので、その話はまたあとで。