はいはい、出ましたよモーニング娘。の新曲『君さえ居れば何も要らない』が。
http://www.youtube.com/watch?v=j4xYQ4iqTOY&list=FLT08ngPWWx_f-F7GnreDkUg&index=1
やはり両A面だったか。
『ブレインストーミング』をいつまでも「未発表曲」とアナウンスし続けてたから、なにかあるなとは思ってたけどやっぱ両A面ね。
確かに、(個人的にはあまり思わなかったけど)『ブレスト』じゃシングルとしてインパクト弱いとか、れいな卒業シングルなのに歌割少ないとか色々不満もあったようですが、これでそんな疑問や不満も(多少は)解消されたんじゃないでしょうかね。
しかしまぁ、これまた厄介な曲だなオイ!w
凄いよね。
ミュージシャンとして、どこか回路が狂ってるんじゃないかとすら思うよ。もちろんこれは最大級の賛辞なんですが。
まずイントロ、そしてAメロまで、「とうとうテクノに向かったか」と思わせる宇宙感。
ソロ中期の堂本剛を思い出しました。(ENDLICHERI☆ENDLICHERIとか244ENDLI-xとか。何気に好きなんですよ)
と思ったら、Bメロからサビ前半にかけては、つんく氏お得意の歌謡曲調になる。
しかし一息ついたのも束の間、サビ終わりでは「そんな転調するかい!?」というレベルの転調っぷり。
どうも、「ありきたりなコード進行では終わらせられへん」という強迫観念に憑りつかれてるんじゃないかとも思ってしまうここ最近のシングルですw
マイナーコードから入って、ちょっと無理矢理にでもメジャーコードで終わらせる。
簡単に言うと、短調からの(急変)長調。
そんな無茶が成り立ってしまうほどに他の部分が凄まじくて、でもBメロ~サビ前半はまともだからギリギリのところで曲として完成されてしまっている、このバランスが奇跡。
だからこそ究極のスルメ曲となり、もはや一回や二回聴いた程度ではほとんど把握できないほどになっていますねw
小説で言うところの、円城塔とかジーン・ウルフとかサミュエル・R・ディレイニーとかみたいな……(マニアックな例えでごめん)
とにかく、個人的には好きです。
好きっていうか、おもしろい。
「なんじゃこりゃあw」というインパクトがあって、でもよく聴き込むと細部の凄さもわかるという。
勢いは『ブレスト』のほうがあると思うけど、テレビ等で歌うのはどっちなんでしょうね?
ただ、『ブレスト』と両A面の曲にしては系統が似てるかなぁという瑕疵はなきにしもあらず。
この曲自体は良いんだけど、両A面ならもっと『地平本願/彼と一緒にお店がしたい』くらいのふり幅があってほしかった気もするかな、と。
まぁ結局は受け入れちゃうんですけど←
ダンスに関しては、こちらも「過去の曲をちょいちょい取り入れ」てるんですかね。ブレストと同じく。
イントロの部分なんて、まんま『恋愛ハンター』の間奏じゃんw
つんくボーイは現在、この系統の曲調/振り付けにハマっているのでしょうか。
というより、この方向で推していきたいのかな。
おそらくこれが、「今のモーニング娘。の良さが一番出る形」という判断なのでしょう。
ファンとしては違った方向のも見せてほしいと思ってしまいますが、今の「攻め」の期間は多少我慢するしかないかな。
もちろんこの方向もたいへんよろしいんですが。
ちなみにこの曲、イヤホンとかヘッドホンで聴くと、より重低音が感じられて良いですよ(・∀・)
というわけで、つんくボーイの熱いライナーノーツも要チェックや。
http://ameblo.jp/tsunku-blog/entry-11489336534.html
「ああ、メンバーのことよく見てくれてるなぁ……」と嬉しくなってしまいます。
すべてのプロデューサーがこうとはいかないでしょうからね。
『ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない』という表記ってことは、やはりブレストがメインな感じなのかな?
特にそういうのは決まってないのかもしれませんけどね。よくわからぬ。
しかし、「居れば」と「要らない」って、ここに漢字使うのも珍しいし、歌詞の一人称が「僕」ってのもボーイにしては珍しいですよね。
それで、今回もカップリングがたくさん。
メンバー全員のものから、れいなのソロまで幅広く。
全曲集めるのが大変だぜ!w
お金もそうですが、行ける範囲のCDショップを探し回る旅ね。
まぁあれはあれで楽しいから良いんですけど。
長々書いてきましたが、4月17日発売のモーニング娘。53枚目のシングル、『ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない』の発売が待ち遠しいです!
土日の八王子で聴けるかな?