軽い
「好き」という言葉が軽い。
何度も何度も繰り返し過ぎて、軽くなってしまった。
だからと言って、代わりの言葉はない。
「愛してる」に変わった所で意味は同じ。
今の気持ちを形にする言葉は、他にはない。
どんなに軽くなっても、繰り返すしかないのだ。
私の気持ちという重みを乗せて。
「好き」、と。
飛ばされてしまわないように気を付けながら。
初心者
今までたくさん恋をして。
その全てがいつも本気で、一生懸命だった。
恋の1つでもしてみようか。
なんて、軽いものは1つもなくて。
どれも全部、大事な恋だった。
片想いも、両想いも。
傷付くことも、幸せも。
1つの恋を経る度に学んできたけれど。
上手く恋が出来るようになってきたと。
上手く恋が出来ればいいと。
思っていたけれど。
その恋にはその恋のやり方しかないのだと。
いつまでも初心者でしかないのだと。
貴方に恋している今、思い知る。
泣けば
泣けばいいじゃん。
泣いちゃえばいいじゃん。
思いっきり。
好きだって叫んで、泣けばいいじゃん。
それで終われるなら。
早く泣いちゃえよ、私。
それで終われないから。
泣けないんだよ。
無茶言うな、私。
大好き
大好き、と。
貴方の打った文字を見る度。
思う。
貴方の字じゃない文字で。
ただのドットの集まりで。
そう思う。
遠い遠い所で。
貴方が打った文字なのだと。
そう思うだけで。
大好き、と。
また思ってしまう。
エイプリルフール
その時流行る歌のように。
綺麗な言葉で。
悲しい言葉で。
同情を誘う言葉で。
貴方にサヨナラを言おうと思う。
精一杯の強がりと涙を見せて。
可愛らしさを演出して。
貴方の心に留まろうと思う。
…なんて。
自分を騙そうとしても騙せない。
強く強く、本気で貴方を好きだから。
貴方を前にして、言葉も態度も飾るなんて出来ない。
そんな恋をしてはいない。
騙せたらいいのに。
騙したいのに。
エイプリルフールに乗っかって。
嘘を貴方の前で言えたらいいのに。
返事
いつ。
どこで。
どうやって。
返事は来るのか。
一度目の告白でもらえなかった返事を。
二度目の告白でもらうことは出来るのか。
また、なかったことにされてしまう。
きっと。
判っていて、あの手紙を書いたけれど。
でも。
たった一言。
「ごめんね」
そう言ってくれるのを待ってる。
あの人も、あの子も、そこにいる人も。
私も。
みんな、貴方の返事を待ってるのに。
…その他大勢、なんて区切りにしないで。