綺麗
綺麗な恋だと貴方は笑うけれど。
これが本当に綺麗な恋ならば。
笑っている貴方を羨ましいだなんて思わないはず。
綺麗じゃない。
どこにも綺麗な所なんてない。
貴方と同じ。
嫉妬も何もかも存在する気持ち。
ただ、会えないだけ。
会えなくても、あの人を想っているだけ。
あの人を想う以外に術がないだけ。
勝手に美談にしないで。
夢
夢ばかり追っていたのに。
その道を真っ直ぐ歩いていたはずなのに。
現実にはなれなかった 夢。
年月に押され。
安定という言葉に魅力を感じ。
たった一度、その誘惑に負けてしまっただけ。
叶わないよ、と。
幼い私の耳元で囁きたいのか。
誘惑に負けないで、と。
道を逸れた足を正したいのか。
今はもう判らない。
バカな女
男と女の仕組みをもう知っているのに。
何をどうするかも知っているのに。
痛いことも気持ちいいことも知っているのに。
それ無しで男女の関係が成り立ち難いことも知っているのに。
指先が触れることを想像するだけで一杯一杯。
少女じゃあるまいし。
鼻でそう笑っても。
貴方の顔を見るだけで、頬が染まる私。
ああ、なんてバカな女。
叫びたい
自分に酔っているだけ。
ただの独り善がり。
悲劇のヒロイン振りたいだけ。
そう言われれば、その通りと答えるしかなく。
自分を正当化したいわけではなく。
自分の気持ちを正当化する気もない。
それでも。
今の気持ちだけは本当だと。
こんなにも苦しいのは嘘じゃないと。
叫びたい。
嫉妬
ふと思い出す。
元気でいるだろうか。
笑っているだろうか。
もう他に大事な人は出来ただろうか。
偽善者的な思考の影で、時折とっくに消えたはずの想いが覗く。
…貴方のことを一番判っているのは、今もきっと私だけ。
好き
好き、と。
一言呟く度に笑ってしまう。
好き、と。
どんなに呟いても。
好き、と。
何度呟いても。
…聞いてもらわなければ意味などないのに。
好き、と。
今日も一言呟いて、笑う。
滑稽で、惨めで、愚かで。
何故か可哀想で。
好き、と。
自分の声で聞く度に。
笑ってしまう。