ケーキのスポンジを焼きすぎてしまう。
もったいないので、そのスポンジを使って、
身体を洗うと、ツヤツヤすべすべのお肌になった。
いろんなメーカーが僕のところにやってきて、
ぜひ、商品化を、とお願いしてくる。

それぞれの担当者がこっそり僕にお金を渡してきた。
ほかのメーカーが百万円をくれるのに、
あるメーカーは五千円しかくれない。
気になって事情を聞くと、
会社の経営状態がやばいらしい。

とりあえず僕は
貢がれたお金でそのしんどい会社の株を買って、
ケーキスポンジをそこの会社で販売した。
株価はどんどんつり上がって大もうけするが、
なぜかその会社の担当者に
インサイダー取引を指摘されて、
摘発されてしまう。
シャンデリアにぶら下がっている。
眼下ではマリーアントワネット主催の
晩餐会が行われている。
僕は何をしているんだろう。
いろいろ悩んだ結果、
自分はシャンデリアの一部ということで
落ち着いた。
淡路島の瓦職人に取材をする。
土からこねて作る瓦はすごく手間のかかる
もので、
自分の作った瓦はまるで自分の子供のように
かわいいという。
いつかは国宝級の瓦を作りたいと夢を語る
瓦職人。
奥さんを紹介してもらうが、
彼女は空手家だった。

出来上がった瓦を手にして
感動にひたる職人の夫。
その瓦を練習のために割る空手家の嫁。

瓦が割れるたびに悲痛な表情をするが、
奥さんが失敗しても悲痛な表情をしている。


魚釣りをしに、
大和川に行った。
魚ではなく、
死んだ豚が次々に流れてくる。
笑ってみてたら、
キリンや象が流れてきた。
キリンの頭が阪堺線の線路にひっかかって、
えらいことになっている。
電車の中にいた子供達が
キリンの首を滑り台にして、
次々にすべっていく。
しかし、川の水につかった瞬間、
意識を失って、
豚と同じように河口に流れていく。
イヌが逆立ちをして、ローソンに入ろうとしている。
ローソンのカウンターにはコアラがいて、
ジャイアントフランクをほうばっていた。
アイスクリームを買おうとすると、
冷凍庫の中でナマケモノが凍えている。
店長はムツゴロウマニアで、
チューリップハットをかぶっていた。
炊飯器を開けると、
卵からひよこが孵化していた。
ぴよぴよ、かわいく鳴いている。
フタを閉めてスイッチを入れると、
そのぴよぴよがだんだん薄れていく。
かわいそうなことをしたなー、と
落ち込んでいると、
炊飯器からトサカや足が生えてきて
なんだかわけのわからない生物になる。
空の上を歩いている。
空気はまるでゼリーのような感覚で、
重力は感じないが、
無重力でもなく、
歩くのにちょうどいい感じだ。
大きな雲の中に突入したら、
まるで煙りみたいで、
焦げ臭い。
雲は次第に黒くなって、
雨雲になった。
雨と一緒に地面に叩きつけられるが、
ボヨン、と弾んだ。
トランポリンのように調子に乗って弾んでいると、
プシュッと大きな穴が開いて、
吸い込まれた。
穴の上からサバンナの八木が
「ブラジルの皆さん、元気ですか~」
と叫んでいる。

大きなアドバルーンが空に浮かんでいる。
よく見たら、
チュッパチャップスのデザイン。
夏の暑さにやられて、
だんだん溶けてくる。
芯の棒の中央には
お墓のような十字架の石像が立っていて、
サルバトーレ・ダリと刻印されていた。

芯の棒はだんだんバランスを失って、
重さのある墓石が地上に向かって落ちてくる。
ちょうど、老人の頭の上に落ちて、
老人は即死してそのまま土に埋まった。
手間が省けて良かったと、
その家族が喜んでいる。
大きな家が建っている。
古いその家は長い歴史を見ているうちに
意識を持ったみたいで、
なにかとあれば説教をしてくる。
何度か地震が起きたが、
その家は上手に身体をひねって
難を逃れていた。
しかし、この場所から離れないといけないという
状況になって、
家も一緒についてくると言いだした。
家は家なりに前に進もうとして、
身体を大きく揺する。
かなり無理をしているみたいだ。
大黒柱がボキッと折れて、
一瞬のうちの大きながれきになってしまった。
仕方ないので、彼を見捨てて
引っ越ししたら、
新しい家の前に、
つぶれたはずの家が建っている。
家は幽霊になってお前を呪いにきた
とわめいているが、
住友不動産の新築そっくりさん
を利用していた。

パトカーに乗せてもらう。
パトライトをよく見たら、
赤い色のグミキャンディーだった。
ばれないようにちょっとずつ食べてると、
事件が起こって、現場に急行することになる。
サイレンの音にあわせて、
お腹の中のグミキャンディーが光り出してしまう。