広告代理店のプレゼンテーション。
営業の人がこれで差別化を図ります、と、
コンセプトを解説した。
差別はいけない!
と、鉢巻をつけた男達が乱入してくる。
全てを平等にしないといけない!

男達は強い口調で、
代理店の営業マンを責め立てる。
泣きながら助けを求めてくるが、
みんな面倒がって無視をしている。

OLが差し入れにたいやきを買ってきた。
この状況を見てあたふたしてるが、
部屋の人が増えたので単純に数が足りないことを
悩んでいる。
いいよ、半分ずつ食べるから。
と、鉢巻の男は無造作に
たいやきを半分にわった。
しっぽの方が損だ!
いや、頭だ!
と、もめ始める男達。
お前がこっちを食べろ!
と、若い人間に小さい方を押しつけていた。

これって、全然平等と違うやん。

と、逆に僕は彼らを責め立てる。

いや、それは、それ、
これは、これ、だし。

と、男達は言い訳をはじめる。

もう帰れ!

と、憤りながら彼らを追い返す。

プレゼンは大失敗だが、
クライアントから多額の礼金をもらった。
カラスに黒いペンキを渡される。
仲間を増やして欲しいとお願いされた。
さっそく、ハトを黒く塗ろうとするが
なかなかうまく行かない。
見慣れない馬車が家の前に止まっている。
馬車の中には言葉の通じない外国人。
若い女性と年配の女性の二人で、
僕がのぞくとニコッと笑い返してくる。
誰に聞いても彼女たちがなぜ
家の前にいるのかわからず、
とりあえず馬に水を与えてあげる。
中の女性たちもなぜか家に上がり込んできて、
ご飯を食べたいというゼスチャーをしている。
ご飯は食べたもののなかなか返らず、
しまいには泊めて欲しいと言いだした。
寝るところがないので、
とりあえず僕が馬車の中で寝ることになる。
うとうとしていると
馬車がゆっくり動き出した。
ダメだ!馬、走らないで。
と、顔を外に出すと、
引っ張っているのは
駐禁のレッカー車だった。

朝、新幹線に乗り遅れそうになって、
ダッシュで走っていると、
新大阪駅の構内のドトールコーヒーの
人が、
「がんばって!」
と、サンドイッチを放り投げてくれる。
「ありがとう!」
と笑顔で返すが、
つかみ損ねた。

そのサンドイッチは
たまたま僕の後ろにいた
プーチン大統領の後頭部に当たる。
三十度の鋭角なところが突き刺さるという
感じで、
隣にいた通訳さんが思いきり大きな声で、
痛い!と叫んだ。

とりあえず、知らないフリをして走って逃げるが、
心配になってこっそりのぞいたら、
サンドイッチを放り投げた店員が、
手錠をつけられどこかにつれていかれようとしていた。
その人は
「さっきのアイツが悪いんだ!
どこに行った!
殺してやる!」と大声で叫んでいるが、
完全に無視して新幹線に乗り込んだ。

椅子に座ってホッとしていると、
扉が開いて、プーチン大統領が入ってきた。
彼の後ろには銃を持った店員が。
どうやら僕を捜しているらしい・・。

ベルリンのエジプト博物館。
館内をまわっていたら、
ネフェルティティ胸像を倒して、
壊してしまう。
隠れようと
カラブシャ神殿の門に入ったら、
四方八方から包帯を持った手が出てきて、
ミイラのようにグルグル巻きにされてしまう。
見たいテレビ番組がなかなか始まらない。
体育館のように広い畳の部屋。
夕焼けのオレンジ色が部屋に差し込んできて、
どんどん寂しくなってくる。
部屋には昭和のテレビと壁掛け液晶テレビがあって、
寂しそうな僕を昭和のテレビが何かと励ましてくれる。
四本の足で部屋を走り回る昭和のテレビ。
それを冷めた表情で見つめる液晶テレビ。
勢いよく走っているが、
かなり無理をしているようで、
昭和のテレビはギシギシと嫌な音をたてだした。
バキッ。
足の一本が折れて、
身体のコントロールができずに
思いっきりコンクリートの壁にぶつかってしまう。
ブラウン管にもヒビが入り、
昭和のテレビは完全に死んだ。
その一部始終を冷めた目で眺める液晶テレビ。
冷めた目に見えるが、口元は笑いをこらえているようで、
あごはぷるぷる震えている。
「本当はせいせいしたんだろ?
ホッとしてるんだろ?」
液晶テレビの言葉は核心をついていて、
ちょっとつらかった。

ウルトラマンにスウォッチを
あげたら、とても喜んでくれた。
だから、例のセリフをスウォッチ!に変えてよ、
と、お願いすると
かたくなに断られた。
タイアップでしょ、なら、
時計を返してよ、
と言うと、
もらったものは返さない、と言う。
腹が立つので、
カラータイマーを抉り取って、
電車の扉の上の部品にした。
水槽の中で一匹の金魚が泳いでいる。
それを猫が襲いに来るが、
とても気品のいい尊敬のできる金魚なので、
猫は弟子にして欲しいと言い出して、
水槽の中に入ってしまった。
どうしても身体が浮くので、
この棒で背中を押して欲しい、と
猫に長い棒を渡される。

猫のお願い通り、
背中が水から浮き上がると、
力強く棒で押し、
希望するポジションをキープしてあげた。
猫は次第にエラ呼吸を会得して、
限りなく魚類に近づいた。
やっと背中を押す必要もなくなったので、
やれやれ、と離れてみてたら、
また大きな猫が入ってきて、
魚になったばかりの猫をぱくっと
くわえてどこかに
逃げてしまう。


帝塚山のロイヤルホストの駐車場の奥に、
意味ありげな門が立っている。
門は寺社仏閣によくあるタイプのもので、
金剛像が設置されていた。
門の上には人がいて、
さびかけた刀を振り回している。
一人の女性が門をくぐろうとしたら、
そのさびた刀が飛んできて、
腹部から突き刺さった。

「この門をくぐるには、
命が必要だ!」

と浪人は叫んでいる。

騒ぎを心配してやってきた
店長が、大声で悲鳴をあげた。

三十年ぐらい前、
このロイホの近所で
昭和史に残るような凄惨な銀行強盗があって、
浪人はどうやらその事件で射殺された犯人らしい。

警察を呼ぶか、霊媒師を呼ぶか、
みんな悩んでいるが、
僕だけどうやって入場料を取るか考えている。
夜、空を見ていると、
突然、月が落下してくる。
彗星のような残像を残して、
万代池に落ちた。
走って見に行くと、
サッカーボールみたいな大きさの
球が煙を吐いて、くすぶっている。
これが、月?
空を見上げると、
月はない。
やはりこの球が月みたいだ。

じゃあ、あのアポロ計画はなんだったの?
と、悩みながら歩いていると、
帝塚山駅前にある
英会話教室の外国人に
アメリカ大統領の勅令で
この月を買いに来たと言われる。
絶対に売らないとごねてたら、
銃で撃たれた。