関西空港に向かっている。
出張で九州に行くのだが、
寝過ごして時間がぎりぎりだ。
ラピートに乗って、
りんくうタウンを出て、
橋を走行しているが、
いつまでたっても景色は変わらない。
ようやく駅に到着して、
急いで改札を抜けると
大分駅だった。
改札口を通過したら、
緑の深い森に出た。
音もなく風もなく、
生物の温もりを全く感じず、
入り込むと心を何かに奪われそうになる。
森はだんだん明かりを増していって、
まるで露光オーバーの写真のように
光で何も見えなくなる。
自分の身体も見えなくなって、
さわって確かめてみるが、
だんだん透明度が増して、
質感がなくなってくる。
ようやく現実の世界に戻るが、
身体は透明のままで質感もなく、
誰にも気づかれない。
透明人間なのか、
それとも死んでしまったのか、
自問自答を繰り返し続けている。
綺麗な女の人がフルートを吹いている。
上手な演奏だが、楽器からぽたぽた唾液が
落ちてて、ちょっと気持ち悪い。
指揮者が入ってきて、
そのフルートの側を通り抜けようとした瞬間、
唾液に足を滑らせて、
綺麗に転倒して、
後頭部を思い切り床にぶつけた。
頭からは血が流れ出して、
指揮者はひきつけを起こしながら死んでいった。
その指揮者の側に駆け寄ろうとした
シンバルの人が、
今度は指揮者の血で足を滑らせて、
ステンと転び、後頭部を床に強打した。
手に持っていたシンバルが
手裏剣のように飛んで、
フルートの人ののど元に刺さり、
床はますます血だらけになる。
粘土で街を作っている。
人間っぽいものを作ったら、
トコトコと動き出した。
だんだん数が増え始めて、
僕にいろんな要求をしてくる。
彼らは調子に乗って、
僕の部屋を浸食し始めた。

このままでは身の危険を感じるので、
ハンマーを持ってきて、
粘土をすべてペチャンコにつぶした。
最後に残った人型の粘土が必死に命乞いするが、
容赦なく上からたたきつぶして、
丸めて窓の外から捨てた。

友達が四つ葉のクローバーを見せびらかしてくる。
これを発見したおかげで、
宝くじが十万円あたったという。

僕も幸運を手に入れるために
草原へクローバーを探しに行く。
しかし、なかなか見つからない。
あきらめかけたら、
キラキラ光る石を拾う。
拳ほどの大きさのあるその石は、
すごく魅力的な光を放っていて、
高田純次に鑑定してもらったら、
常識はずれの大きさのダイヤモンドだった。

囲碁をしている。
碁石はマーブルチョコだ。
ルールがわからないので、
適当にチョコを並べる。
そのカラーリングがアートだと
絶賛されて、
ディグミーアートで賞をもらう。
京阪電車に作品が展示されるが、
電車が停車するたびに
チョコがバラバラと散らばり、
もったいないと
ルー大柴に怒られる。
おっさんのパーマンが現れた。
マスクの下から見える輪郭は、
誰がどう見てもアントニオ猪木だ。
そのことを追求すると
6600倍の力でビンタされた。
ボールペンを半分に折り曲げたら、
その態度が生意気だと、
街の不良達に絡まれる。
街の不良達はみんな家が貧乏で、
お金がないから困っている、と
僕に愚痴をこぼした。
中には病気の弟を養っている子もいて、
話を聞いていると、僕までぐれたくなってくる。
その弟のために募金をしよう!とみんなで張り切るが、
結果的にはかつあげをしているだけだった。


大きな灯台の階段。
渦巻き状のらせん階段の扉をひらいたら、
大きなぬめりのある物体が顔をのぞいた。
どうやら巨大なサザエのような生物が、
灯台を貝殻代わりにしているらしい。
みんなで食べようと言うことになるが、
おさしみにするか、
壺焼きにするかで意見が真っ二つに分かれる。

石ころを拾った。
星のかけららしいけど、
ただの石ころでしかない、よね?
と、確認して川に投げようとしたら、
手のひらでいきなり光を放ち始める。
でも、それは単なる危険回避行動で、
今は昔の栄光にすがっているだけの、
ただの石ころでしかない、よね?
と、また確認して川に投げようとしたら、
僕の身体がふわっと五十センチほど、
宙に浮いた。
中途半端な力を見せるだけ見せて、
僕の気を引こうとする石ころ。
光ったり、宙に浮いたりするけど、
よく考えたら何の役にも立たない。
「でも、それは君も同じだよ」
と、石ころは突然、言葉を発した。