大きなお皿がある。
直径はだいたい4メートルぐらいで、
フチの部分は50センチぐらいあって、
金箔のラインが入っている。
そのラインの上に沿って歩いていると、
不幸そうな家族とばったり出会う。
「もう、先行き不透明だから、
決心したんです」と言い残して、
家族全員でフチからお皿の中に
滑っていった。
バイバイ~、と皿の中で無邪気に手を振る子供たち。
大きな足音が聞こえてきたので
さっと振り向いたら、
大きな人間がいて、
煮え立ったポタージュスープの
小鍋を手に持っている。
その家族だけでなく、
フチにいた人たちみんなが、
お皿の中に滑り込んだ。

そしてオタマが上空に現れ、
スープがお皿に注がれていく。
注ぎ終わった後、
大きな人間が僕の存在に気づいて
なんとか僕をスープの中に入れようとするが
指にかじりついたりして、
必死に抵抗している。
水筒の中身は硫化水素だった。
飲むに飲めないので、
床に蒔いていると
床の不純物と化学反応を起こして、
不思議な色の煙を放出する。
その煙を吸ったブサイクな知り合いが
もだえ苦しんでいるが、
だんだん顔の作りがかわって美人になった。
彼女は大喜びして、
カラダでお礼をすると言ってくるが、
それがどうしても嫌で仕方がない。
帰れソレントへ!
高校時代の音楽の先生が
僕に命令する。

えっ、僕ってイタリア人だったの?

しかたなくイタリアに行くことになって、
パスポートをとりに近鉄百貨店に向かう。

住吉公園からチンチン電車に乗り込むと、
車内では結婚式が行われていた。

会費は二万円です、と同級生らしき人に言われて、
財布から強引に二万円を引き抜かれる。

返して、それでパスポートとらなあかんねん!
帰りにあべのHOOPに寄って、トランク買わなあかんねん!

と、わめいていると、
「お祝い事なのに!
ケチな男!」
と新郎新婦に言われる。

知らない人間からご祝儀巻き上げる方が、
よっぽどケチやわ。
予算を浮かしてチンチン電車で結婚式をしてる方が、
よっぽどケチやわ。

と、詰め寄っていると
チンチン電車の運転手が、
「僕が全て悪いんです」と
運賃箱のお金を全部僕にくれた。

小学校の同じクラスの友達と
スポーツカーのプラモデルをつくっている。
どちらが速いか勝負しよう!
ということになって、
帝塚山・粉浜間では最も急勾配の
住吉中学のすぐ南側にある坂の上から走らせてみることにした。
ヨーイ、ドン。
勢いよく走り出す僕の車。
坂を下って阪堺線の線路を横切って、
二十六号線まで走っていくが、
低学年なのにひとりで校区外に出た、
と、両親と先生にこっぴどく叱られる。
台北でタクシーを拾ったら、
運転手はスピード狂で
信号待ちの度に隣の車に
勝負を挑み、
着実に勝ち星を積み重ねている。
怖がり、怒り出す僕を
なだめて、
公道レースで勝って得た賞金を
半分くれた。
もちろんタクシー代もタダだ。
スーリンでは昔の会社の台湾支社の
同僚が待っていて、
いろんな屋台をまわってくれるが、
その人もスピード狂で、
有無を言わさない速さで
様々な料理をたいらげていく。
僕もそのスピードに負けないように
頑張るが、最後のデザートで
ついにお腹をこわした。
動けない僕を心配して救急車を呼んでくれるが、
その救急隊員もスピード狂だった。
家の裏の大きな木。
夜になるとカナブンたちが
大群で押し寄せてきて、
神秘的な風景になる。
カナブンたちは、
僕の楽しそうな表情を見るのが
うれしいみたいで、
毎晩その数を増やしてくれて、
羽音で音楽を奏でたり、
毎晩楽しい演出をほどこしてくれる。
しかし、区画整理でその木が切られることになった。
行き場をなくしたカナブンたちの条件は、
僕の頭をアフロにして住みやすくすることだった。
アフロをあてるかどうかの悩みよりも、
僕の頭に住むという計画が怖かったので、
木が切られる前の日、
虫たちが木にとまったのを
確認してから灯油を蒔いて火を放った。
虫けらたちは死んでしまえ!
と、願っていると、
火の中から虫たちが僕の頭をめがけて、
飛び出してくる。
バシン、バチン!
やがて頭はくすぶりだして、
少しだけ燃える。
熱い!
泣きながら燃えた髪を鏡で見たら、
アフロヘアになっていた。
降り注ぐ太陽の光が、
容赦なく僕の手を焦がしていく。
視界に広がる景色は、
全て砂、砂、砂・・・。
歩く力も無くなって、
地面に倒れ込んだら
想像していたような無骨な感触じゃない・・。
身体に付着した砂は汗で溶かされて、
粘着度を増してくる。
べたつく指を舐めてみた。
あっ、あまじょっぱい。
砂と思っていたものはすべて
ハッピーターンの粉だった。

御堂筋沿いにある船場のキンコーズに出力をしにいく。
ヨージ・ビオメハニなんちゃらという人が
マックで作業をしている。
振り向くと立花ハジメがいて、
古いテクノ談義をはじめるが、
急いでいる僕には
すごく邪魔で、
むちゃくちゃイライラしてくる。
頭を冷やそうと御堂筋を歩いていると、
フェラガモがオープン準備をしていた。
ネオンを作っている職人たちが、
大きな声で怒鳴りあっている。
「フェラガモの綴りってFではじまるんか?」
「知らんわ!」

それを笑ってみていると、意見を求められるが
僕にも綴りはわからない。
おはよう朝日です!
のおき太くんにインタビューをされる。
でも、近くでぬいぐるみを
みると薄汚れていて、
とても気持ちが悪い。
かわいそうなので、
カーピカランドで洗ってあげたら、
ぬいぐるみの生地が縮んで
中から池乃めだかが怒って出てきた。
体育館でフットサルをしている。
うそみたいに得点が決まり続ける。
怪しい男がやってきて、
ぜひウチのチームに入ってくれと、
ガンバ大阪に勧誘される。
ガンバでも活躍するが、
知り合いのセレッソの選手に
裏切り者!と
絶交されてしまった。