朝礼台の下に
パンダが住んでいた。
だんだん大きくなって、
いつのまにか朝礼台よりも
大きくなる。
校長先生がやってきて、
朝礼台を探すが、
パンダに隠されて、
発見できない。
仕方ないので校長先生は
パンダの背中に立って朝礼をした。
大阪ドームを型にしてプリンをつくることになった。
卵を割っている最中、ユニセフの人たちが
食べ物をムダにしないで、と
抗議してくる。
じゃあ、プリンを作るのをやめましょう、
と、あっさり代表の人が抗議を聞き入れた。
みんなでがっかりしていると、
トラックが何台も入ってきて、
ゼリーの素が運ばれてくる。
今度はゼリーを作りましょう、
と、代表者は強気に言うが、
運ばれてきたゼリーの素は
ストロベリー味とメロン味と種類がバラバラで、
やっぱり気持ち悪いわー、と反対運動が起こる。
時計の動くスピードを二倍の遅さにしたら、
一日は48時間になる、
と、手塚治虫が提唱した。
彼に手招きされて部屋に入ると
机が広い壁一面に並んでいる。
連載をたくさん抱えているという彼は、
一日が48時間になれば確実に仕事がこなせるようになる、
と、僕に息巻いている。
牛肉100%を売り文句にする
ハンバーガーやさんに連れて行ってもらう。

厨房を見学さないますか?
と、言われたので厨房に入ると、
牛一頭がそのままミンチの機械に入っていく。

100%って、そのまま?
骨も皮も?
胃や大腸はちゃんと洗浄してるの?

と、質問をぶつけると、

ありのままの100%です。

と、答えられた。

僕の見てる前で、しっぽの毛もミンチにされていく。
気持ち悪くなって厨房を出るが、
店の中にはたくさんの人がいて、
全ての人がハンバーガーをむさぼり食っている。
ブルーハーツがハンマーという歌を唄っていたころは
地球の人口はまだ48億人だった。

と、ライブハウスのマネージャーが言った。
手にはアコースティックギターを持っている。

今、地球はとにかく危ないんだ、
と、シャカシャカと音を鳴らしながら
力説をする。

そのマネージャーの目線はとても不安定で、
口からはよだれ、
鼻からはちょろっと鼻水が出た。

マネージャー、またやったでしょ?
と、バイトの女の子が
やれやれという感じで言葉を発する。

その言葉に過剰反応して、
そのバイトの子に灰皿を投げつける店長。

人にはやさしく!
と、大声でわめいている。
カツカレーが食べたい、と、
街を彷徨っている。
見慣れない街角には
大きな風呂敷をせおった
女の人が立っている。
言葉は英語で何を言っているか
わからない。
その背中の荷物は何なのか聞きたいが、
言葉がわからないので、
とりあえずあきらめて歩き出したら、
その女の人が三歩後から
ぴったりとつけてきた。
振り返って見るたびに
背中の荷物はだんだん大きくなってくる。

耳を集中すると、
テレビでよく聴くような、
時限爆弾の音が鳴っている。

逃げても逃げても
その女の人は追いかけてくるが、
時限爆弾もいつまでたっても爆発しない。
青い空、白い雲。
ぼんやり景色を眺めている。
さわやかな風が吹いて、
タンポポの種が優雅に空を舞う。
まるで雪みたい、と思って、
見ていたら、そのうちのいくつかが、
僕の方に飛んできて、
鼻の穴と耳の穴と口に入った。
僕の体液を養分にどんどん成長していく
タンポポ。
声をあげて助けを呼ぼうとしたら、
葉っぱで口をおさえられた。
僕に代理人がついてくれることになった。
年俸の交渉や待遇の改善などを
何でも代理になって交渉してくれるらしい。
でも、給料も彼が僕の代理に受け取ってしまうので、
僕には1円も入ってこない。
いつの間にか彼は僕になりきって、
戸籍も家も全て乗っ取ってしまう。
浜寺駅近くの祖母の家。
海に連れて行ってくれるので、
大喜びしているが、
連れて行かれた海は、
堺の工業地帯だった。

ヘドロの中で泳ぐ北島康介。
いつか青い海で泳ぎたいと夢を
語り、その熱い思いで涙を流し始めたが、
その涙も黒い化学物質だった。
追加注文は和風サラダとチョコレートパフェだった。
どんなお客さんなんだろう?
と、ホールをのぞくと、
人か狸か見分けがつかないような物体が
座っていて、
和風サラダをポリポリ食べながら、
パフェの生クリームを指ですくいとって
舐めていた。

その光景をみて、
隣の席の高校生たちが
ひそひそ会話を始める。

その様子に気づいた物体は
テーブルの上のナイフを手にとって、
ムキーッと高校生たちを威嚇した。
それを見た店長はひどくあせっている。
物体はミシュランの覆面調査員らしい。